早くも4日目。今日から後半戦です。まずは根室駅前バスターミナル6:30発の納沙布岬行きバスに乗って納沙布岬へ。30分ちょっとで到着。当たり前ですが誰もい ません。そして、海沿いの強い風も相まって、ただただ寒いです(苦笑)。このときの根室市の気温は-5度。海沿いなのでもっと寒かったと思います。岬の方 へ行こうとすると、除雪されてない部分があり、「下は凍って硬いだろう」などと思って足を入れるとスボッという音ともに15cmほど足が雪の中へ。普通の 靴で来ているので(後で見かけた地元の人の多くはゴムの長靴だった)、足首のところから靴の中に雪が入り、また寒い。手袋をしてるのですが、手袋をしてて も手袋をしてないんじゃないかと思うぐらい寒かったです。しかしながら天気はまずまず良かったので、納沙布岬から北方領土の一つ歯舞諸島が見えましたが、 結構近くにはっきりと見えました。

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↑この左手側に歯舞諸島が見えた(写真には写ってないけど)

 折り返しのバスに乗って、根室駅の少し手前の町中で降りて歩いて東根室駅へ。ここが日本最東端の駅なのですが、なんとホームと「最東端の駅」と書いてあ るちょっとした看板があるだけで駅舎すらない駅。まぁ、果ての駅だからこそ何もないというのも良いのかもしれないのですが、同じ無人駅で果ての駅になる JR最南端の駅西大山駅は真っ正面に開聞岳が見えるいいところな一方でここは周り市街地の中にある無人駅。うーん、ちょっと違うかなぁ。まぁ、かといって 大々的にしたりすると自然さが無くなるのでそれもどうか...という話になりますか。

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↑最東端の駅東根室駅

 東根室8:24発の釧路行き乗って、車中は爆睡。そりゃ昨日4時間30分ぐらいしか寝てないですから。起きたらもう釧路手前。釧路には10:38到着。 ここで当初予定なら駅すぐ近くの和商市場で「勝手丼」なるものにチャレンジなのですが、あまりおなかが減ってなかったので実家にいくらのしょうゆ漬けを購 入して送っただけ。「勝手丼」とは、和商市場内の総菜店でご飯を購入し、続いて鮮魚店で自分の好きな具材をちょっとずつ買っていきそれを載せて自分オリジ ナルの海鮮丼を作るもので、もとはここに来たライダーがそういうことをやってみたのが始まりだそうですが、今は市場が勝手丼をプッシュしているので、店側 の対応もよく、食事スペースなどもあります。今度来ることがあればチャレンジすることに(って釧路まで来る機会なんてあるのか?)。

  釧路駅に戻って3番ホームへ。ちょうど臨時列車のSL(SL冬の湿原号)が発車するところ。昨日乗ってきた釧網本線の観光列車で釧路湿原の中を走るSLなんだそうです。こ れを見送って、3番ホームの札幌寄りへ。ここは、アニメ「僕等がいた」の最終回、主人公七美達が札幌へ行く矢野を見送るシーンのモデルとなった 場所です。「僕等がいた」の高校時代は釧路をモチーフに書かれているので市内にはストーリー中に出てくる色々な場所が存在しているそうです。寒くないとき に釧路に来る機会があれば巡ってみたいですが、例え漫画の中、アニメの中と言えこういう寒いところに住んでるってすごいなぁ...。

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↑SL冬の湿原号

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↑釧路駅3番ホーム。木の柱の先は廃レールを柱に使用していて昔ながらの駅の雰囲気を残しています

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↑釧路駅1番ホーム。札幌行きの特急は今は全てこっちから発車

 釧路駅からはスーパーおおぞら8号で帯広へ。今日は快晴で南側の窓際は強い日差しで暑く感じるほどです。帯広には12:50到着。駅の商業施設へ急い で、名物の豚丼を食べることに。豚丼と言っても、大手牛丼チェーンが牛丼の変わりに始めた豚丼とは違って、豚肉をそれぞれの店オリジナルのたれを使って じっくりと焼き上げた豚肉をどんぶりご飯の上に載せて食べるというもので、豚焼き肉丼ってイメージでしょうか。駅の中には2店舗並んであって、たまたま席 が空いていた(と言っても残り1席だった)「ぶたはげ」へ。頼んだものを食べてみると、これはおいしい。豚肉にしては結構柔らかく豚肉の味もしっかりして いますし、たれもなかなか。さんしょうやこしょうが置いてあったのでさんしょうを書けましたが、風味がまたましてなかなか良かったです。

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↑豚丼。かなりおいしいですよ!

 帯広からは13:21発のとかち6号で新夕張へ。本来ならばんえい競馬観戦だったのですがしかたありません(2日目に悪天候で列車運休があり予定変更したため)。途中新得からは峠越え。狩勝峠といって、十 勝地方と石狩地方の境の峠で、現在は長いトンネルが出来たため中腹までしか登らないのですが、かつてはもっと登っていたため十勝平野が一望できる良い車窓 だったそうです(旧国鉄が制定した日本三大車窓の一つ)。といっても、現在でも十勝平野、ひいては北海道の大地の広さを望める場所に変わりなく、山の合間 に遠くまで広がる平野が見渡せます。

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↑現在でもその風景の魅力は失われない狩勝峠途中からの十勝平野の眺め

 山を越えて新夕張に15:04到着。ここから夕張へ行って帰ってきての往復。この夕張に行くというのが結構ネックで、特急を使うと良い乗り継ぎがあまりなく、結局ばんえい競馬をあきらめた理由はここでした。新夕張からは再度新得へ。暗くなった17:38到着。

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↑夕張駅。気のせいかちょっと寂しそうな雰囲気

 新得駅のすぐ右手には、大雪山の南側にあるトムラウシ温泉から運んできた温泉を使った町営の公衆浴場があります。駅から離れると新得温泉といった温泉も あるのですが、駅からは遠くに行けないのでこれが限界。それでも1時間ゆっくりと使ってきました(370円だが、洗剤などはない)。公衆浴場のご主人と話 していると「次の列車に乗るんじゃそばは無理だなぁ」と話していましたが、新得の街はそばが有名なようです。これも今度の機会に。

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↑新得駅すぐ横の公衆浴場

 新得からは19:16発の普通列車で富良野へ。さらに滝川行きに乗って、最後は札幌行きの特急。札幌には22:36到着しました。今日の夕食は釧路駅の駅弁釧路漁磯といわしのほっかぶりずしです。前者は主にサーモンとかに、そしていくらが少し載っているお寿司です。感想としてはまあそれなりって感じです。後者はいわしを大根で巻いたほっかぶりずしというものをそのまま駅弁にしたもので、こちらもやや想像通りの味という感じです。

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↑釧路駅の駅弁釧路魚礁/↓同じく釧路駅の駅弁いわしのほっかぶりずし
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↑夜の札幌駅。とても近代的です。

 4日目の総移動距離は824.0km(バス除く)でした。行動をおさらいすると、根室→納沙布岬→東根室→釧路→帯広→新夕張→夕張→新夕張→新得→富良野→滝川→札幌でした。
 朝はゆっくりスタート(この旅で最も朝が遅い)。旭川9:37発の臨時列車・流氷特急オホーツクの風で網走へ。ハイデッカータイプの車両で、いわゆる2 階建て車両の2階部分だけある車両と思ってください(一部1階があって、ロビーと売店がある)。なので、高い位置から車窓を見ることが出来る観光列車で す。旭川から網走へ向かって大雪山の近く、雪深い場所を進んでいきます。途中の上川―上白滝間はなんと駅間34km。かつては途中に駅があったのですが、 過疎が進み廃止に。でも車窓からみる限りで確かに家らしきものがありませんでした。

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↑流氷特急オホーツクの風

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↑遠軽近辺で見かけたクロスカントリーの様子。湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会という大会だそうなんですが、1185人もエントリーしている大きな大会のようです

 13:21網走に到着し、次はまた観光列車。その名も流氷ノロッコ号というトロッコ列車。といっても、さすがにトロッコではこの時期極寒なのでガラス窓 がついています。でも、走り始めた当時は本当にトロッコ列車で、お客さんが大変だったらしいです。ヘッドマークに「極寒体験」って書 いてます。車内にはストーブがあって、車内売店で売っている鮭とばやみりんぼしを炙って食べることも出来ます。なので、みりんぼしを買って炙って一杯やってみました(笑)。

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↑流氷ノロッコ号

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↑みりんぼしを炙ってみる

 網走駅を出て、トンネルを抜けると、左手にはオホーツク海を埋め尽くす流氷!水平線の先まで、遠く知床半島の方まで、ここは南極の大雪原かと思 わせるぐらいの白い光景。なんでも、昨日の嵐の強い北風で流氷が流され一面の流氷になったのだとか。天気が悪いのも悪いことばかりじゃないですね。なんで も、こんな一面の流氷は意外に見る機会が少ないらしく、私のように1日しかチャンスがない旅行客はなかなか見られないそうです。

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↑一面の流氷。どこまでも続いています

 ノロッコ号で一度知床斜里まで行った後、再度網走行きの普通列車に乗り北浜駅へ。オホーツク海に最も近い駅として有名で、海までは20mほどだとか。も ちろん駅の前は一面の流氷で、どこまでが砂浜なのか、どこからが流氷なのか全く分かりません

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↑この左手も全部流氷。写真の真ん中あたりうっすら見 える帯状のものが世界遺産・知床半島

 この北浜駅の名物はこの海に近いロケーション、流氷が間近で見られるだけではなく、駅にある喫茶店「停車場」もその1つなんだそうです。実はこ の網走-知床斜里間にある多くの駅には喫茶店があって、食事や飲み物が提供されています。北浜駅の喫茶店はその中でも食事が充実していて、この喫茶店目当 てに来るお客さんも多いそうです。ここで私はエビピラフを注文しました。750円しますが、この味なら食べるな、という出来。場所&雰囲気代と 思えば十分です。

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↑北浜駅/↓エビピラフ
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  北浜駅からは16:33発の釧路行きの乗車して、途中雪の影響もあり釧路駅には20分遅れの20:25頃到着。続いて、釧路21:48発の根室行きに乗車 し、途中線路上に鹿でもいるのか急ブレーキや汽笛を繰り返し根室に到着。確かに昨日乗った「流氷特急オホーツクの風」の 車内アナウンスでは「鹿などの動物により急ブレーキをかけることもあります」って言ってました。根室駅は日本最東端の有人駅、日本最東端の始発・終着駅で す。日本最東端の駅は隣の東根室。根室の街を南から東にぐるっと回り込むように線路が敷設されているので、東に向かって来ているのに最終点が最東端でな かったりします。

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↑根室駅

 以上で3日目終了。3日目の総移動距離は563.8kmでした。行動をおさらいすると、旭川→網走→知床斜里→北浜→知床斜里→釧路→根室でした。

 朝4:40に起床。結構雪が降っていて、また昨日よりもかなり寒かったものの、「早朝だからこんなものかな?」と思いながら旭川駅まで移動。始発の特急スーパーカムイ2号に乗って深川へ(5:20→5:37)。

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↑早朝の旭川駅

 ここから5:47発の留萌本線に乗って増毛 へ。深川-留萌間が雪深い峠越えで留萌-増毛間は大荒れの日本海沿いを走る路線。予定より5分ほど遅れた7:35頃増毛に到着。駅から直接は見えないもの のすぐ近くに海があるらしく、海の波音が駅まで聞こえてきて大荒れなのがよく分かります。折り返しは定刻通り7:45発で、行きと同様 線路に積もった雪の影響で少しスピードを落として運行するため途中の留萌には5分遅れで到着。このまま遅れが増えて深川で乗り継げないのは困る、と思いな がら再度峠を越えて深川へ。深川には定刻9:09わずかの遅れで到着。

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↑立派なつららがたくさんの峠下駅

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↑留萌-増毛間は日本海沿い。波も白くて一面真っ白の大荒れの天気

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↑増毛駅

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↑増毛駅到着時の列車後ろ側の様子。まるでお化け

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↑車内の様子。窓は2重になっていて暖房も効いてるので結構暖かいです。四国でも走っているキハ54系ですが、四国のロングシートとは違って転換クロスシートなので景色も見やすいです

深川から稚内行きの特急に乗り換えるぞ、と思ったその瞬間、駅のアナウンスは、

「発達した低気圧に伴う雪害のため、稚内行きスーパー宗谷1号は運休となりました」

 なにーっ!!!そうです、何人かの方にはご心配頂きましたが、ニュースなどで報道の通り、北日本地域は大荒れの天気。これより北は大雪&猛吹雪で除雪しても除雪が追いつかない状況らしく稚内方面の宗谷本線、網走方面の石北本線は全面 運休となっていました。

 これでは、今日の予定(稚内往復)は不可能な一方で、さほど余裕のある日程でもないので即座に予定を組み替えないと後に響きます。とりあえず旭 川方向に行っても何も出来なさそうなので、すぐにやってきた深川9:17発スーパーカムイ14号に乗って札幌へ向かいその車中で予定を考えることに。

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↑とりあず、札幌へ行くことに

 車内で時刻表を見返して、今日の予定を札幌→東室蘭→室蘭→東室蘭→苫小牧→様似→苫小牧→岩見沢→旭川と変更することにして、さらに、今日行く予定 だった稚内は5日目に変更することで、まだ当初予定のJR北海道全線乗車は可能も、4日目の帯広ばんえい競馬観戦が行けなくなってしまうことになってしま いました。

 深川から乗ったスーパーカムイ14号も途中遅れて、札幌には予定の10:20から10分遅れで到着。7分の乗り継ぎで次は函館行きスーパー北斗 21号に乗車と思いきや、ホームに列車がいない。なんでも、道南(函館方面)も天候不良で遅れ続出とのこと。結局定刻の10:37から約20分遅れで出 発。一路東室蘭へ。

 東室蘭への道中、苫小牧付近から東室蘭までは太平洋岸を走るのですが、雪もやんで晴れ。海も穏やかではないものの、今朝見た日本海側の荒れ模様 とはずいぶん違う雰囲気で、この辺だけは天気が良いのかな、と思いながらも定刻から30分遅れ(遅れ時間拡大!)の11:20頃東室蘭駅到着。乗り継ぎを 待っていた室蘭行きの普通列車に乗って室蘭に着くと、すぐに折り返しで出発(10分ほど時間があったが、東室蘭で乗り継ぎを待っていて10分出発が遅れた ため、即座に折り返しとなった)し、東室蘭に12:51到着。

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↑室蘭駅

 ここから、苫小牧に行くのですが、札幌方面も当然遅れているので、駅の窓口に問い合わせ。

私「苫小牧へ行きたいんですけど」
駅「今、"はまなす"が着くんですが、それが一番速く苫小牧に着きますよ」

 えっ、はまなす?はまなすって、青森と札幌を結ぶ夜行急行列車のはず...そうです、はまなすもこのダイヤの乱れの影響で大きく遅れており、本来な ら札幌行きが東室蘭を出発するのは4:17で今は12:55。なんと8時間40分遅れ!乗ってみるとお客さんはほとんどおらず、連結の寝台車やカーペット カーは使われた後で回送列車に乗っているかのよう。はまなすは客車運行で速度があまり速くないので、ほとんどのお客さんを特急に振り替え、他の列車への影 響が少ない時間を走ってきたのでこんなに遅れているのでしょう。

 はまなすの車内で昼食。今日のお昼は札幌駅で買った駅弁「ふらの和牛弁当」。富良野ワインでじっくり煮込んだ味つきもも肉が4きれ 載っています。さらに専用のたれをかけて食べるのですが、お肉が柔らかくて、脂の味わいもよく品質の高い牛を使っていることが分かります。ローストビーフ に近い味わいも持っています。1130円しますが、牛肉系の弁当はほとんど1000円を越えるので、値段こみでも良い部類に入るでしょう。

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↑ふらの和牛弁当

 苫小牧には13:40頃到着。2時間前は晴れていたのにまた吹雪いてきて寒くなってきました。はまなすを見送って駅で時間をつぶし、14:19 発日高本線様似行きに乗車。この間に東室蘭方向から特急列車が来なかったので、東室蘭でタッチの差ではまなすに乗れてなかったら苫小牧で様似行きに乗れて いないので、かなり危険な旅になっています。

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↑苫小牧駅で見送ったはまなす

 苫小牧から乗る日高本線は途中、静内、鵡川、門別といった、サラブレッドの生産地で有名な場所を通り、車窓には牧場がたくさん見えます。夏に来ると駆け回る馬を見ることができるんでしょう。馬好きな人は牧場見学だけではなく牧場で短期間働く人までいるそうで す。また、太平洋岸を走るので、また吹雪いてきて荒れてきた太平洋を眺めながら、もう暗くなった17:59に様似に到着。

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↑日高本線の列車、右に馬のマークがあります

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↑車窓から見えた牧場に馬
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↑また天気が悪くなって荒れた太平洋
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↑様似駅

 様似からは折り返し18:27の苫小牧行きに乗車。車中 苫小牧にはやや遅れて到着。連絡待ちの室蘭本線岩見沢行きに乗って22:53岩見沢に到着。そ の車内では夕食。夕食も昼食と同様札幌駅の駅弁で「桜ます押し寿司」。有名な富山のますのすしと似たようなもので、タイトル通りサクラマスを使っていま す。今の時期が旬なのか、魚の味はしっかりしてました。1000円の割りには量が少な目かなという気がします。ちなみに、食事はこの駅弁だけでなく、様似 駅での30分間で近くのスーパーで買ってきたお刺身、唐揚げと一緒。一人でプチ宴会です。
 
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↑桜ます押し寿司
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↑プチ一人宴会

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↑苫小牧から岩見沢へ移動中の途中駅追分にて

 岩見沢では乗る特急が25分遅れで出発し、旭川には30分近く遅れた24:55頃到着。これで2日目終了です。総移動距離は929.6km。東京からだと西には広島を超えて岩国の手前、北だと函館を超えてその少し先ぐらいの距離です。行動をおさらいすると、旭川→深川→増毛→深川→札幌→東室蘭→室蘭→東室蘭→苫小牧→様似→苫小牧→岩見沢→旭川でした。
 北斗星は予定の6:34から約10分遅れて函館に到着。北斗星の機関車交換作業(運行方向が変わるだけでなく、上野-函館間は電気機関車、函館-札幌間はディーゼル機関車で運行される)を眺めて見送った後、本格的に北海道旅行スタート。

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↑青に塗装された寝台特急専用のディーゼル機関車に交換

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↑今回の旅行で使う北海道フリーパス(普通車用)です。特急列車の自由席まで乗ることが出来、指定席も6回まで使うことが出来ます。

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↑函館駅。まさにはーるばるきたぜ、函館

 曇り空の函館を7:08に出発して、江差線江差駅へ。北海道の南にある盲腸線で、途中木古内までは青函トンネルへ直行するため電化されてるのですが、木 古内-江差間は完全なローカル線。途中からは雪も降り出し若干吹雪いてきて、天気予報通りの荒れた天気となってきました。函館を出発して2時間後の9: 19に江差駅に到着。

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↑江差駅/↓江差駅構内
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 江差駅から折り返しの木古内行きの発車まで50分あるものの、雪が降って寒い(服に雪がくっついて暖かいところへ行くと溶けて水になってまた寒い)こと と駅が街のはずれにあったので、駅回りの散策はあきらめおとなしくストーブのある待合室で時間つぶし。10:08発の木古内行きで木古内へ。さらに木古内 からスーパー白鳥95号で函館へ向かって到着が12:02。ここで駅弁を購入して、スーパー北斗9号に乗って長万部へ。

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↑再度函館駅。奥がスーパー白鳥95号、手前がスーパー北斗9号

 スーパー北斗車内で、購入した駅弁を食べることに。買った駅弁は「鰊みがき弁当」(840円)。ご飯の上にニシンの甘露煮と数の子が載っている 函館では最も有名な駅弁です。甘露煮は思ったより塩辛かったので減点ですが、数の子の量が十分な量入ってるし、数の子の下に敷き詰められていた、茎わかめ のしょうゆ漬けが結構おいしくてご飯が進んでしまいました。値段も考えると良い部類の駅弁になると思います。

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↑鰊みがき弁当

 13:37、長万部で下車して1時間待ったのち、函館本線経由の普通列車小樽行 き(14:29発)に乗車。長万部から札幌へは函館本線の北回りコースと、室蘭本線・千歳線の南回りコースがあり、特急は全て南回りコースを通り帰りのト ワイライトエクスプレスも南回りなので、ここで北回りコースへ。長万部付近ではあまり雪が深くなかったのですが、どんどんと山に入っていく二つ入れて雪深 くなっていきます。途中スキーリゾートで有名なニセコ駅を通って、小樽駅には18:13到着。

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↑長万部駅/↓長万部駅構内
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↑レトロな駅舎で有名な小樽駅

 小樽からは18:34発快速エアポート190号で札幌へ、乗り換えて19:30発のスーパーカムイ47号で旭川に20:50着で1日目終了。旭川への車内では、長万部駅で購入した「かなやのかにめし」を食べることに。敷き詰めたご飯の上に、カニの身をゆでてほぐしたものがタ ケノコの醤油煮とともに載っていて、カニの身は塩こしょうだけの味付けだけでカニの風味がしっかり出てきます(しいたけ載ってるのは減点ですがw)。 1949年から販売されている長い歴史の駅弁で、ぱっと見今風ではないところが昔ながらの駅弁という感じがして良い感じです(旅の初日にして既に3食中2 食が駅弁...)。

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↑駅前に売店/↓かにめし
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↑旭川駅

 1日目の総移動距離は588.7km。行動をおさらいすると、函館→江差→木古内→函館→長万部→小樽→札幌→旭川でした。
 7日間の日程で北海道旅行に行きます。主目的はJR北海道の全線乗りつぶしです。行きも帰りも寝台列車を使うので7日間+2日となります。

 出発は上野駅から。19:03発の寝台特急北斗星です。

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 乗車しているのは普通のB寝台で2段式ベッドの上段です。本当はB寝台個室ソロがとりたかったですが、争奪戦に敢えなく敗北しました。でも、昔ながらの2段式ベッドも良いもんです。なかなか乗れないものですから。

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 夕食は食堂車にて。予約制で懐石御前とフランス料理があり、懐石御前を選択。5500円するのですが結構おいしかったですね。焼き物、煮物、酢の 物、刺身、揚げ物、炊き込みご飯とそろっています。もちろん、、5500円自体は値が張ると思いますが、雰囲気や場所も込みで、という感じで、満足なもの だと思います。その食堂車、混んでいると相席になることがあるそうで、今回相席だったのですが、相席だと1ドリンクサービスとなるそうで、私は生ビール (サッポロのクラッシック)を頼みました。相席になった方も鉄道好きの人だったので1時間強程話しながら食事をして結構楽しかったです。
 
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 食事後はベッドに戻って明日以降の予定を確認して就寝。

 明日の朝6:34に函館に着いて、そこからが北海道旅行の本格的なスタートです。
 飯塚雅弓さんのライブに行ってきました。今回のライブはツアーで1/3が大阪、1/12が東京、1/25が横浜で、東京と大阪の夜の部に行ってきました。まぁ、そんなに飯塚ファンじゃないのでお目付役(何の?)程度のノリですよ(笑)。

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↑東京の会場は渋谷のO-East。この会場、有名な会場ですが、初めて入りました。

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↑横浜の会場はランドマークタワーのたもと、ランドマークホール。

 セットリストは以下の通り。

1. がんばって!
2. りょうおもい
3. Only You☆
4. チャンス!!
<Hop Step Jump Tour Medley 2009>
 M-1. クリスタルデイズ ♪
 M-2. 君と大空へ
 M-3. きっと ずっと ♪
 M-4. いつもの帰り道
 M-5. いつも君を見つめている
 M-6. 一緒に歌おうよ
 M-7. Dear
 M-8. 虹の咲く場所 ◎
 M-9. Capri blue☆friend
 M-10. Dream
5. love letter ◎
6. ストロベリーキャンドル
7. I'm in the pink

<アコースティックコーナー>
(渋谷)
8. 星空にお祈り
9. 小さな私から
(横浜)
8. SATGE
9. かたおもい ◎

10. 恋のRibbon
11. 月と帰り道
12. 君といたmemory ♪
13. ゆびきり

<アンコール>
(渋谷)
en-1. Power to Power
en-2. LET'S!!
(横浜)
en-1. ロマンチックだね
en-2. It's a beautiful day~永遠に続く日々~

<ダブルアンコール>(夜の部のみ)
(渋谷)
d-en-1. とびたつ季節
(横浜)
d-en-1. やさしい約束~TO MY FRIEND~

※:◎は大津美紀さんの曲、♪はcotaさんの曲


 今回はアルバム発売とは関係のないライブだったので、メドレーを入れてダブルアンコールまで全26曲で古い曲から新しい曲までまんべんなくやったという 感じです。「一緒に歌おうよ」はかなり珍しいなぁ。「1st.ライブの"一緒に歌おうよ"のときに"一緒に踊ろう~"って言うときの飯塚がかわいい」とた まにぬかしてたりしますが(これを聞いたある方は「かきもとさんは、やっぱり若い子が好きなのね」と小言を言ったりもしますが(苦笑))、大阪でのセット リスト(渋谷とほぼ同じ)を聞いて、「"一緒に歌おうよ"は見たいなー(というかあの振りをやりたい)」と思っちゃったぐらい結構好きな曲だったりしま す。

 セットリスト全体を見渡して、前述のように「まんべんなく」ですが、ライブ定番曲のいくつがはずれつつ、その一方「恋のRibbon」等の人気 があるけどライブでやれてない曲が入っているところがポイントで、例えば、定番曲な「恋の色」、「DESTINY」、「とびたつ季節」が今回ははずれてい ます。飯塚曰く、「今回は定番曲ははずして、その分を"君といたmemory"(12曲目)にかけました」だったんですが、横浜の夜の部では歌詞を間違 い、1サビで2サビの歌詞を歌ってしまいました(出だしのサビから怪しかった気もするが、間違っていたかは自信がない)。ってか、歌い間違った後のトーク で「"君といたmemory"にかけました」って発言は問題だぞ(苦笑)。あと、これは飯塚の問題ではないのですが、「君といたmemory」の終わらせ 方(最後のアレンジ)がイマイチかな、という気もしました。いつも後奏を長目に演奏するのに対し、今日は結構早めに終わらしてたのですが、どうもぶっちり と切られて終わった感じで余韻が残らない。その後すぐに次の曲をやるのだったらそれでいいと思うんですが、最後の曲前で「君といたmemory」が終 わった後のトークが(特に横浜では)長くなっていたので、余韻を残した中で長いトークをした方が、曲から離れて宙ぶらりんな感じにならなかった(次の曲に すんなり入れる)かなという気がします。

 いくつかの日記やblogを見ていると、今回のライブのポイントに多くの方が挙げていた曲は「love letter」(5曲目)のようですね。確かに飯塚自身では久しぶりに歌いますし、ファンの間でも名曲として挙げられる曲なのですが、私自身、聴いていて あまり高評価ではなかったです。横浜では幾分ましに聞こえたのですが(渋谷は...と閉口なぐらい)、それでも、歌う意味がイマイチみえてこなかったです。こ の曲、大津美紀さん作詞、作曲で、「大津さんで"模範解答"なり"曲の本意"を聴いている以上、飯塚さんには(歌唱力的なことも含め)ハンデがつくじゃ ん」という指摘を貰うことになるでしょうし、そういう気持ちをゼロに出来ないことは認めるのですが、それでも、飯塚が歌う「love letter」の意味が見えてこなかった、となると思います。

 横浜ではアコースティックコーナーで「かたおもい」を歌っていました。これも大津美紀さん作詞、作曲で大津さん自身のライブでも披露されるので すが、これが「love letter」との良い比較で、「飯塚の歌う"かたおもい"もありだな(今後も聴きたい)」と思えました(まぁ、なおなおが鍵盤ハーモニカ間違いすぎだっ たけど(苦笑)。あとPA的にはパーカッションの音を拾いすぎ)。飯塚なりに「かたおもい」を解釈して、そこに飯塚らしさを出して歌っていて、それがちゃ んと聞こえた、伝わったということだと思います。なので、飯塚が「かたおもい」を歌う意味というのがかなりあったと思います。

 「love letter」に関しては、「かたおもい」と比較するならば、「解釈が無く、らしさがなく、伝わってこなかった」となるかな、と思ったのですが、よく考え ると、むしろ逆かもしれません。飯塚なりに一生懸命解釈しようとしているけど、やりすぎているというか、空回りしているというか、その全部を出そうとし て、大事なところが見えてこないし、余計なところに力を入れているように感じられて、「伝わらない」ということになるのかな、という気がします。そう思う と、飯塚らしい「一生懸命さ」(飯塚の魅力は一生懸命なところ)というのを2段飛ばしで(直接的ではなく間接的に)見たような気もしますが、でも、「ステージ」としての第1義からずれるの で、ここは低評価としておきます。ある方が「2,3年経つと変わるかも」と言ってましたが、それはあるかもしれません。久しぶりに歌った「love letter」ということもあると思うのですが、全部を一度にとろうとするのではなく、ひとつひとつとっていってくれればと思います。

 「love letter」は手厳しい意見になりましたが、他は全体として良い感じだったと思います。好きな曲の1つでライブでは一度も聴けてなかった「虹の咲く場 所」をメドレーながらも聴けましたし、通常曲、メドレー、アコースティックとうまく織り交ぜて、ファンに色々な飯塚雅弓を見せていて、歴史的にまんべんな く選曲された曲と合わせて、多くのファンを一定以上満足させる内容になっていたと思います。

 そうそう、ライブで発表してましたが、今年も夏にアルバムが発売になるそうで、今度はどういうコンセプトになるんでしょうか。まぁ、発表された 瞬間から興味は「(何がとは書かないが)採用されるかな?」ですけど、何か(ぉ)。CD購入の勢いは採用次第です(ぉ)。ライブは...そんなに飯塚ファン じゃないので(ぉ)、行くとしてまた「お目付役程度」な感じかな。
 「アニメ・ひだまりスケッチ×365 キャラクターソングVol.7 うめ先生」を買ってきました。そうです、あの、うめ先生こと、「ひだまりスケッチ」の原作者・蒼樹う めさんが歌うCDです。前作のアニメのキャラクターソングCDに収録された「とびきりスイッチ」で歌手ビューしたうめ先生だったのですが、歌のうまさに びっくり。びっくりしたのは私だけじゃないようで、Amazonのレビューを見たらうめ先生の歌のうまさに驚いたというレビューがあったりします。


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 収録曲は以下の2曲。

1. ひだまり・ひだまれ・ひだまりるん
2. 見ちゃだめすごいんです

 今回も期待通りのうめ先生の歌声が聞けてかなり満足なCDになっています。エフェクトの違いもあるとは思いますが、「とびきりスイッチ」よりも少しはじけた歌声になっていて「歌が上手くなったかなー」と思えたりします。

 今回のCDのポイントは、もちろんうめ先生の歌声というのもあるのですが、2曲とも作詞が畑亜貴さんってところです。今回のアニメ「ひだまりス ケッチ×365」では、楽曲の多くを畑亜貴さんが作詞されていて、詩を見ていて「ひだまりスケッチを良く見てるなー」と思える一方で、畑亜貴さんの「不思 議」な感じが良く出ているのがなかなか面白いです(畑亜貴さんと言えばアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の多くの曲の作詞をされていて、また、大津美紀さんの 「愛の天才は無実なの」の作詞も)。

 例えば、「ひだまり・ひだまれ・ひだまりるん」だと、それぞれのサビの最後が、

♪楽しくおいしくラララ 書いた日記でした オチなしごめんね(1サビ)
♪練習学習ラララ こっそり早弁ですね イミなしゆるして(2サビ)
♪楽しくおいしくラララ 書いた日記でした ヤマなしごめんね(3サビ)

と、「○○なし」でくくられているのですが、1サビはイミが通るから良いし、2サビは突然「早弁」と出るから「イミなし」ときたとしても良いとで きるのですが、3サビに突然「ヤマなし」!!!なわけで、単に韻を踏んだだけなのか、テストの「ヤマ」から「重要なことはない」という意味なのかと考えて しまいながら、もう一つ思い浮かぶのが「ヤマなし」→「山梨」とすると(歌で聴いてるだけだとどういう表記か分からないが)、「ひだまりスケッチ」の主人 公のゆのの出身地は山梨県という設定になっているので、「山梨」をゆのと考えると、「主人公の人気を奪っちゃってごめんね」って意味のなのか?と深読み深 読み...ってその時点で畑亜貴さんの術中に十分はまってる気がします(^^;;。でも、最初歌を聴いたとき「ヤマなし」は「山梨」だと思ったので、「ゆのの 出身地の山梨をこういうふうに歌詞に出してくるあたり、畑さんすげー」と思ったのは事実です。だって、韻を踏ませつつ(&畑さんの不思議な世界観を出しつ つ)、キャラ設定にかぶせてあるわけですから(「こっそり早弁」も宮子を表してる?)。

 っと、畑さんの解説中心になっちゃってますが(^^;;、うめ先生相変わらず良い感じです。1曲目の「ひだまり・ひだまれ・ひだまりるん」の方 は本当にキャラソンという感じになっているのですが、2曲目の「見ちゃだめすごいんです」はキャラソンというより普通の曲(表現変ですけど)に仕上がって いて、かなり「まったり」していて、うめ先生というより蒼樹うめさんが出てるのかなとも思います。

 ちなみに、「ひだまり・ひだまれ・ひだまりるん」で一番好きな部分は、サビの、

♪だん・だん・だん だんどりって
♪いらないです ひだまりる(ん)

って部分です。「ひ~だまりる」って歌い方が最高です。最後に歌詞にはないですがかるく「ん」って入ってるところも。

 前回の「とびきりスイッチ」では「うめ先生ってこんなに歌上手いの!」という衝撃(&cotaさん曲なのだ!)もあって、ある意味今回のCDで 真価を問うかなと思っていましたが、前述のように「期待通り」となっていてかなりすばらしいCDなので、うめ先生ファンにはおすすめします(って、ファン な人はとっとと買ってると思うけど)。ちなみに、オリコンのウィークリーチャートでは100位以内には入っていたようです(順位は確認してないけど60位 前後らしい)。

 水樹奈々のシングル「深愛」を買ってきました。

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収録曲3曲は以下の通り。

1. 深愛
2. PRIDE OF GLORY
3. 午前0時のBaby Doll

 1曲目の「深愛」は、ここ最近の奈々の音楽を素直に出していると思います。作曲が上松範康さん、編曲が藤間仁さんで、ここ最近の水樹奈々の曲作 りの中心にいる方の組み合わせですから、作詞が奈々自身というと合わせてそういう感想になるのも納得だと思います。ただ意外にもこの二人の組み合わせと なった楽曲はこれが初めてのようです。上松さんは「ETERNAL BRAZE」などの作曲・編曲、藤間さんは「Sing Forever」などの作曲・編曲をしていてお互いに奈々の有名曲に多く絡んでいるので、この二人の組み合わせというのはこれまでにあったつもりになって ました。

 上松さんや藤間さんが奈々の曲を作るようになったのは確か前述の「ETERNAL BLAZE」からだと思います(この時の2曲目「RUSH&DUSH!」の作曲・編曲が藤間さんだったりする)。確かにこのときからかなり奈々の 音楽の感じが変わった印象があって、作家陣を確認したら初めて上松さんや藤間さんの名前があって印象に残っているのでそれであってると思います(未確 認)。「ETERNAL BLAZE」の時は、正直「ちょっと合ってないかなー」と思ってたりもしたのですが(奈々が背伸びした感じだった)、その時から3年半経った今、今回の 「深愛」を聴くと、非常にしっくりきていて、この3年半で奈々が歌い手として大きくなったとも感じます。また、今の水樹奈々の音楽、つまり「スタンダード な水樹奈々」というのが良く表現された楽曲に仕上がっているので、「水樹奈々ってどんな歌を歌うの?」という質問に対して「これを聴いてみると良い」と返 せる曲だと思います。そういう曲は自分にとっては以前は「innocent starter」になるので、ある意味でそこへ「一回りした」というところかもしれません。

 なのに、このシングルの中で一番好きなのは3曲目の「午前0時のBaby Doll」。私のことを良く分かってる方は、「期待通り3曲目を挙げてくれたね!」って言ってくれそうですが(^^;;、いや、これはかなり良いですね。この曲、昨年出たシングル「STARCAMP EP」の4曲目に入っている「空時計」とセットで聞いて貰いたい曲です。

 「空時計」は昨年に買った曲ランキングで上位に入っている自分の中での名曲で、男の子視線の恋愛曲で、相手の女の子を大切に思う様子が描かれていますが、奈々を男の子と見ることも(そういうふうに相手を思っていると表現)、奈々を相手の女の子と見ることも(そう自分は思われているということを間接的に表現)出来て奥深い曲だと思います(さらに言うと、アルバム「ALIVE KICKING」に収録されている「大好きな君へ」に出てくる男の子(歌の主人公)が成長して「空時計」の主人公になったと思って聴くとさらなる深みが出るかな、とも)。実は、この曲の作詞は「空時計」の作詞もされたSAYURIさんで印象が被るのも納得なのですが、「空時計」に歌われている奥手なお互いか ら、一歩進んだ関係にしたいという気持ちが出ている歌で、この「午前0時のBaby Doll」だけでも十分に良い曲なんですが、「空時計」とセットで聴くと、これまた良いかなと思います。

 この曲のポイントは、それぞれのサビの終わりが、

1サビ:1秒だけでもいいから 君と会えますように
2サビ;いつの日にも 君といられるように
3サビ:1秒だけでもいいから 君と会えますように

となっていて、1サビ、2サビ共に、真ん中のスペースのところで、メロディが締まって(休符が入って)、「君と...」で新たなメロディになるのですが、3サビは、そうではなくて、ドラムの音と流れるようなメロディが入っていて、前後で続いているメロディになっていて、1サビ、2サビは「願い」というその場で完結するものを表している一方で、3サビの続いていくメロディの部分ではドラムの音が掛けていく足音のようにも聞こえ、「行動」という今まさに相手に続いていくという雰囲気が出ていると思います。

 あと簡単に2曲目の「PRIDE OF GLORY」ですが、完璧にライブ用のダンス曲ですね。ってか、踊ってる奈々が見えるよ。ライブの激しいダンスはここ最近のライブでは定番となりつつある ので、そういうことが出来るこの曲を用意しているあたりもなかなかに良い編成になってると思います。

 そんなわけで、1、2曲目はここ最近の自分から客観的に見た奈々が出ているし、3曲目は自分から主観的に見た奈々が出ている非常にまとまった CDだと思います。オリコンではデイリーチャートが1位、ウィークリーチャートが2位だそうですが、その順位も納得の出来だと思います。


 2009年一発目のライブはつだみさこさん、会場は池袋の鈴ん子屋(りんごや)でした。

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 セットリストは以下の通り。

1. みんな分の1
2. 約束
3. 好き
4. 内緒のゲーム
5. 幸福論
6. ガトーアリ
en-1. つながってるならいいね

 初めての会場で、どんなところかなと思いながら行ったら、地下の会場で階段を下りていく途中になんと靴箱。靴を脱いで入るところで(椅子は用意 してあったけど、座布団もあったのでフローリングに座ることもできそう)、入ってみると中は結構左右に広く奥行きはあまりない(扇のような感じ)という形 の珍しい会場でした。

 ピアノはアップライトピアノが置いてあったのですが、前の人の演奏を聴いてる感じだと、PA的にはピアノよりは、アコースティックギターを中心とした運用している感じかな。

 全体的にはPAの事もあってピアノの音は少し少なめも、ボーカルがはっきりと聞こえたので、つださんの歌声を十分に楽しめました。やっぱり「み んな分の1」が流れるとつださんだなー、という感じがします。途中のトークもつださんらしさ満載で(今日は久しぶりに最後の曲の前の挨拶で「つだみさこと "言いました"」という挨拶もしてたし)、今年もこういうつださんを見ていければ良いなと思います。

 次のつださんのライブは2/6@阿佐ヶ谷NextSunday、その次が2/25@代々木bogalooですが、共に行けないので、次見るのは3月~4月ぐらいになってしまいそうです。
 switch special☆2008、3番目の登場は我らが大津美紀さん。

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 大津さんのライブタイトルとしては「ねこかたり第三十八夜」。ライブ自体は9/23@尼崎から3ヶ月ぶり。.switchでは8/15のセルフカバーワンマンからなので4ヶ月半ぶりです。


1. love letter

 例えお客さんが一杯でも、やっぱりこの曲のイントロとともに静寂が訪れます。そして、歌い出し...

♪そう、いつからか 寂しくなるとこうして ペンを握る くせがついてた

 とてもとても優しく柔らかい歌声。その歌声に悲しさ、切なさは感じられません。大津さんの曲の中で最も泣けて最も悲しい歌なのに、悲しさは感じられず、大切な人を大切に思う優しい気持ちがあふれているかのようで、心安らぎます。

 久しぶりのライブなので、出だしはあまり力強くは歌わないようにして始めたのかな、という気がしますが、その分優しさ満点の歌声で、ふと、大津さんのベースは実はこの優しくて柔らかい歌声なのではないか、と思いました。


・トーク

大「こんばんわ~。(一杯の会場を見て)すごーい!みなさんコミケなど、年末の忙しい時期に大掃除もせずに(笑)遠いところをありがとうございます」

 大津さん、コミケネタ好きですね。昨年の同じ日には「コミケの帰りですか?」って聞いてたし、8/15にも同じこと言ってましたね(笑)。ただ、大津さんはコミケに行ったことがないらしいので、大津さんが話す「コミケ」を聞いてるとコミケの実際と少し違ってるような?

大「今日は久しぶりにライブをするので結構緊張しているんですよ」

 なるほど、久しぶりで緊張すると優しい歌声になる、と(ぉ)。


2. かたおもい

 今日の「かたおもい」はとても明るかったです。以前にも1度とても明るい「かたおもい」がありました。そのときは「"かたおもい"が"りょうおもい"になるというハッピーエンドまでが含まれている"かたおもい"」と思ったのですが、今日もそれと一緒。歌の主人公の女の子のハッピーな未来が見えました。


・トーク

大「いつも、なにをしゃべろうかと考えてるんですけど、さっき楽屋で中司さんとお話ししてたら、中司さんは"笑いをとれなかったときのステージはダメ"って...関西人だなーって」

 中司さんはライブの時に「笑いを取るよー」って感じで笑いを取りに行って、ほとんど見事に笑いを取ります(笑)。よく考えれば、「笑いを取りに行って笑いをちゃんと取る」ってすごいことです。その分とれないとへこむそうで、演奏よりも笑いをとれなかったことの方を反省するとか(ぉ)。

大「2008年のお話。2月は桜木町で初めてやって、その後高田馬場で路上ライブ。寒かったことを高田馬場を通るたびに思い出します(笑)」

大「3月はタナベサオリさんとともにフィルム絵本を作って、赤坂でのワンマンで上映しました。あと、C.C.Lemonホールでも歌いました。」

大「5月はアキバオタク祭りで歌って、その後ヲタ芸を見ました。なんなんでしょう?あの一致!」

 きっと、桃井はるこさんのミニライブを見ての感想だと思うのですが、桃井さんのライブは「コール」であってヲタ芸ではないと思いますよ。

大「8月はセルカバーワンマン。そのとき1回しか歌わないだろう曲たくさん」

 1回と言わずに何度も歌って欲しいです。今思い出してももう一度聴きたい曲ばかりです。

大「9月は関西の方に行ってオルゴールの弾き語り。自分の曲をオルゴール用に編曲してやるんですけど、手がつりそうになりながらやりました」

 オルゴールの機械があって、それにパンチされたシートを通して機械にあるハンドルを回すとシートが進んでいくのですが、このシートが5mぐらいあるのです。それを何曲も回しながら歌う(しかも3ステージ!)というすごいライブでした。

大「あ、曲提供は次に話す!(笑)」


3. meteor-流星ノウタ-

 この曲、初披露は昨年の今日。つまり初披露されてから1年経ったことになります。この曲は今年何度か聴きました。ピアノ弾きがたりだけではなく、前述の関西でのオルゴールライブの時にもオルゴール用に編曲して披露されました。そのときは「今度CDにしたいので、タナベさんにイラストをお願いしようと...」なんて依頼をライブ中にやってタナベさん目が点になってましたが(^^;;。

 この曲、その通り星空をイメージさせる曲になってますが、やっぱり、今時期の冬の曲かな、と思って聴いてました。寒い冬の夜に白い息を吐きながら見上げる夜空に流れ星というイメージです。夏の星空のイメージとしては「星を数えるよりも」(今度カラオケに入るそうで、歌手・大津美紀名義としては初のカラオケ収録曲)があるので、夏冬の星空の曲がそろった感じです。


4. トリノヨウニ -Like a bird-

 今日は少し抑え気味の「トリノヨウニ」。抑えてないときは、空に飛んでいく鳥をイメージするのですが、今日はこれから空に飛ぼうとする鳥を描いているかのよう。それでも、1曲目の「love letter」から比べると声の幅が広くなってきて、いつものライブのようになってきました。


・トーク

大「もう終わっちゃって良いかな?(笑)」

大「アイドルマスター知ってる人?」

 結構手が挙がって大津さんうれしそう。

大「12/10に発売されたアイドルマスターの新しいマキシシングル"colorful days"に"スキ"という曲を提供しました。買った人?」

 結構手が挙がる。

大「"スキ"を聴いた人?」

 結構手が挙がってうれしそう。このCDレビューはこちら

大「アイドルマスターって、振りを付けるゲームだと思ってたんですけど......何をそこメモってるのよー!」

 と、メモってた私を見事に突っ込み。そりゃ、立ち列1列目(その前に椅子席1列)でメモればさすがに見つかりますね。まぁ、ライブ前に「ここでメモってたら絶対突っ込んでくるよねー」と周りと話していて案の定そうなった(狙ってたとも言う)ので周り大爆笑。

大「そういうゲームだと思ってたんですけど、なんか違うみたい(笑)」

大「(提供された曲は)最初は全然違っていて大きく編曲したんですよ。テンポが速くてここでは出来ないです」

 会場から「歌ってー」という声がかかり、

大「......忘れちゃった。1ヶ月も経ってないのに...(^^;;」

 それでも一生懸命思い出し、

♪好きなんです ハートを編みこんで、
♪真っ白な糸 ひとすじにつなげたい
♪みつめられ 頬が赤く染まった
♪マフラーうさぎ ふわわふわする頃に
♪ほんわかして、あげたい

 と1サビをグランドピアノで披露。結構イケてて1サビしかやらなかったのがもったいないぐらい。今度どこかでやってくれるでしょうか?

大「歌詞を見てて思うんですけど、好きな人に何かを贈るということで"♪イニシャルをいれて、なにか贈りたい"ってあるんですけど、これって好きな人のイニシャル?自分のイニシャル?でも、イニシャルを入れて貰っても現実問題困らない?って歌詞を批判してる訳じゃないですよ(笑)、実際、貰ったら困りそうで」

 会場から「もう1回~」と声がかかり、

大「いやっ!恥ずかしい(^^;;」

大「メルマガでちゃんと歌ってるやつを...仮歌はずかしいんですよね(^^;;、歌っている人たちの気持ちになって歌うんですけどね...って今何分?」

 既に18時50分。予定上では大津さんの出番が終わる時間なんですけど(^^;;。まぁ、スタートが少し遅れてますから、まだ時間はありますが。

大「この歌に誰か踊りをつけてくれないかなぁ。ニコ動で見たいなー。あれってどうやってる作るのかな?」

 で、なぜか、私が作成方法を説明。

大「無理矢理合わせてあるのねー」

 誰か「スキ」で作ってください~!!


5. 僕らの誓い-in the dead of night-

 ライブスタートの頃はかなり柔らかい印象の強い今日の歌声だったのですが、このあたりからは大津さんらしい歌い方になってました。9/23@尼崎同様に、「♪けがれないこころのままで」を、

♪けがれないこ(ぉ)こ(ぉ)ろ(ぉ)のままで

という感じに。この人、やっぱり歌い出すと変わりますねー。きっと楽屋から出てきて、ピアノで1音目弾くまではかなり緊張していたと思うんですけどね。


・トーク

大「いつも言うんですが、この曲のカップリングは"愛の天才は無実なの"の作詞は畑亜貴さんです。あの、"ハレ晴れユカイ"の。」

 会場から「歌って~」という声がかかり、

大「今度ね。あ、そういうと歌わないといけなくなるから、いつか(笑)」

 「愛の天才は無実なの」も結構ラブリイな歌です。まだ、ライブではフルで披露されてないんですが、これもいつの日か披露してくださるんでしょうか?


6. 恋のチカラ

 出だしからいつもとは違ってアレンジを掛けてきました。終盤に来てエンジン全開になってきたのがよく分かります。今日も明るくて弾むような「恋のチカラ」。やっぱり、「恋のチカラ」はこの弾むような感じじゃないとなー、という気がします。


・トーク

大「時間がが過ぎるのはあっという間で、次の曲で最後です。」

大「岡崎律子さんの楽譜集を作っています。全ての曲に厚い(熱い?)コーラスが入ってまして、同じ部分に違うフレーズがあると頭の中で聞き分けないといけなくて、コーラスを乗せると言っても大変です(^^;;」

大「Vol.1の制作と平行して(Vol.1はまもなく完成する)Vol.2も作成しています。Vol.2は声優さんやゲームアニメなどへの提供曲を収録する予定です。岡崎さんを聴いたこと無い人も是非聴いてください。良い音楽を広めることも仕事だと思ってますので。」

大「最後は新曲を」
 

7. 新曲(タイトル未定)

 最後の新曲は、セレナーデのような曲で、普段披露している曲とは少し感じが違ったのですが、歌詞は大津さんらしかったです。以下、メモれた1サビの部分。

♪素直がこぼれてくる 涙と共に 温かい腕に包まれて
♪そうよ今なら永遠が分かるの 忘れない負けそうなときも
♪ひとりじゃないと 守られていること

 初めて聞いたので、なかなか上手く表せられないですが、間奏のメロディの奏で方など、色々な部分が大津さんらしい曲だったと思います。少しアレンジなどして今後も披露してくれそうな気がします。


 この日の大津さんの衣装は、白色のチュニック(で合ってる?衣装系疎いから)な感じでしたが、ネグリジェという説も。おっと、寝坊して寝間着で登場ですか?(ぉ)とか冗談を言ってましたが、これまた、大津さんらしい緩やかで柔らかい感じで、それも含めていつもな大津さんを見て年末にかなり落ち着きました。

 大津美紀さんの次のライブは未定で少なくとも2ヶ月以上は空きそうです。岡崎律子さんの楽譜集制作に力を入れることもあると思いますが、今日や9月見た感じでは、適度にライブをやった方がテンションを維持できるっぽいので変にライブの期間を空けずに、(他の会場に比べて)気楽にできる.switchでライブをやってもらえればな、と思います。


 最後にセットリスト再掲。

1. love letter
2. かたおもい
3. meteor-流星ノウタ-
4. トリノヨウニ -Like a bird-
 おまけ:スキ
5. 僕らの誓い-in the dead of night-
6. 恋のチカラ
7. 新曲(タイトル未定)
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