大津美紀さんライブ「ねこかたり第四十夜」@高田馬場・音楽室DX in Tokyo 新感覚派レディースナイト

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 5ヶ月ぶりに開催の大津美紀さんのライブでした。場所は高田馬場駅から早稲田通りを早稲田へ向かって徒歩5分強のところにある「音楽室DX」。ステージを 中心に扇形になった会場は同じ高田馬場にある天窓.comfortの印象。「違うのは地下にあるから外が見えないこと」(ほかのお客さん談)ではあります が、実際にはもちろんいろいろと違います。PA的にはあまり特徴がなく少しイマイチかなー、という印象は受けたのですが、いろいろな楽器に対応できる設計 とも言えるので、いろいろなタイプのライブはできそうな感じの会場でした(私が、どうもグランドピアノ弾き語りに合うPA設計の会場が好きなので、やや辛 口の評価になるのですが)。飲み物にちゃんとした日本酒があったのはとても評価高かったですね(笑)。

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1. ヒトシズク

 今回はグランドピアノがないのでキーボードで真っ正面を向く形での演奏。あまり、緊張はしていない様子には見えて、とても柔らかいメロディから始まったのは「ヒトシズク」。歌い始めの、

♪あなたがくれた優しい気持ちに心の奥が揺れ動いた おぼれ落ちる悔し涙をヒトシズク勇気に変わりますように

は、落ち着いた歌声。何度か歌われてきた「ヒトシズク」は、これまで丁寧に歌われてきたように感じるのですが、落ち着いた歌声からは、大津さんのなかで「ヒトシズク」が固まってきている印象を受けました。そこには5ヶ月の時が見え隠れするようです。

・トーク

「今日はお忙しいところこんなにたくさんの方とお会いできてうれしいです。」

「初めて、今回お声をかけていただいてありがとうございます。」

「この場所では初めてやらせていただきます。楽しいひとときになればいいなと思ってます」

 今回のイベントは、「エレマンドムー・プレゼンツ Tokyo新感覚派レディースナイト1」というタイトルで、普段は関西でやっているイベントで、東京初開催だそうです。主催者の方の話では、一つの系統で 固めるのではなく、いろいろなジャンルの歌い手を集めて「異種格闘技のような感じで」ということだそうです。大津さんの一つ前からしか見てないのですが、 その一つ前はマリンバ&ギターのユニットだったので、確かにかなりいろいろなジャンルを集めてますね。


2. かたおもい

 演奏を始める前のトークで、しっかりと前奏を練習しているので、その前から「かたおもい」ってのは十分にわかるのですが、そういうところも大津 さんらしいなあ、と思っての「かたおもい」。本人も「トークは苦手」といつも言っていますが、次の曲を弾くことで緊張を解いて、自分を落ち着かせているの でしょう。

 今日の「かたおもい」は、スタッカートが効いた演奏で、弾むようなメロディで、タイトルの「かたおもい」と少し離れる明るさですが、それは、良い結末となったところからの思い出。心休まる暖かい空間でした。

・トーク

「今日初めて大津美紀を見るという方も多いと思いますが。そうそう、今日はネットライブと言うことで、全世界配信にされてますね。(手を振りながら)どのカメラ?」

 今回のイベントは、ネット中継があって、全世界に配信されてました。会場内にはカメラが3台おいてあって、それを一人で操作していたようですが (固定カメラ1台、リモコンカメラ1台、手動カメラ1台にスイッチャー卓があって、それを一人で全部操作)、どのような感じで配信されていたのでしょう か。ちなみに、テレビ局のようなシステムだと、放送されているカメラには赤ランプがつくので一目でわかるのですが、今回のシステムではそれがわからないの で、適当に手を振っていたようだったのですが、どう映っていたでしょうか。

「井内さんがいないー」

 ってことで、本日のゲスト登場。ゲストは井内竜次さん。田村ゆかり嬢のライブサポートなどで活躍中の音楽家で、キーボードサポートとしての出演。大津さんの上手側にあるキーボードに着席。

大「私、ここ(今まで弾いていたキーボード)じゃないんだった」

 と、ピアニカを持ってステージ中央のマイクに移動。

大「ライブでは初めて歌う曲です」


3. 愛の天才は無実なの

 昨年4月に出たシングル「僕らの誓い-in the dead of night-」のB面だったのですが、ライブでの披露は一度もなくて、「ライブで聴いてみたいなー」という声は出ていて、今回ついに初披露。メロディはス ティールドラムのような音色を中心に組まれているので、南の島のような印象。そこに、大津さんのピアニカが良いアクセント。もうちょっと思い切りよく歌う ともっとかわいい感じになって良いかな、とも思いましたが、少し奥手な感じの歌声もそれはそれでかわいく感じたりもしもしました。ところで、今回、マイク の前にたって歌うのは、「ねこかたり」シリーズでは初めてで、とても珍しかったと思います(昨年の3月、5月のイベントゲストで歌っている以外にない)。

・トーク

大「私は、自分で作詞した曲を歌うのですが、この曲の詞は畑亜貴さんにお願いして作っていただきました。初めてメールで送られてきたときはとてもびっくりしたんですが(笑)」

 畑亜貴さんは私の日記でもたまに出てくる有名な作詞家さんで、結構ぶっ飛んだ歌詞が多いんですが、この詞も結構ぶっ飛んでましたね。

大「歌詞の意味を深く追求したい方はCDを買って聴いてみてください。あっ、井内さん笑った?あまり笑わない方なんですよ~」

大「そういえば、井内さんとリハーサルをしたんですけど、借りたスタジオへ行ったら、2台のキーボードが横に一列に並んでいて、真っ正面に鏡があるって形で、なんだが音楽教室みたいで(笑)」

 確かに、想像するとなんともおかしな感じですね。なんだか、「先生と同じように弾いてみましょう」って感じで。

大「このままでもう1曲」


4. egeress-生まれ変わりたくて

 昨年7月の「コォン・フォート赤坂」以来の披露になった曲で、ライブで演奏すること自体4回目の演奏されている回数は少ないながら、個人的には かなり名曲と思っている曲で、ずっと「また聴けないかなー」と思ってました。こういうタイトルだけだと、ちょっと重いイメージがあるのですが、それとは全 く逆で実は明るい曲。今回の1曲目だった「ヒトシズク」を明るくアップテンポにアレンジし直したような感じです。とても芯があって、しっかりとした強さの ある曲で、タイトルは「生まれ変わりたくて」ですが、実際にはもう「生まれ変わっている」のをイメージする曲で、聴いていると心強くなる気がします。

・トーク

 歌い終わって、最初のキーボードの席へ。

大「やっぱ心落ち着くね(笑)」

大「今日チラシを持ってきたんですが、9月に"Vitamin Z"という女性向けゲームのキャラクターソングに採用いただきました」

大「歌ってるのは神谷浩史さんで、あのアニメ"絶望先生"の絶望先生役で、レコーディングの時に行ってきて...、サインをもらってきました(笑)」

 私たちの周りでは「レコーディングの時に行ってきて...」の後に、「絶望した!」ってなんで言わないんだ!という声が上がったんですがね(笑)。 このあと、井内さんやお客さんに「絶望先生」を熱心に説明してましたが、そういう姿を見ることはあまりないので、結構珍しい、というか、絶望先生が好きな のはよくわかりました(笑)。

大「それから、もう1つ、アイドルマスターにもまた楽曲を提供しました」

 こちらは「ハッピース」という曲で、先日発売された、DS版アイドルマスターのテーマ曲「HELLO!!」のc/wとして収録されています。

大「さらに"アイドルマスター"には、12月発売のキャラクターソングにも採用が決まってまして...えっと、キャラクターの名前なんだっけ、確か愛ちゃんって言うんだけどね」

 すぐにGoogleで検索をかけると、愛...日高愛。CVは...戸松遙。戸松遙!?おおおおっっっっ!!まさかの、戸松遙に楽曲提供ですか!?今を ときめく若手ナンバーワン声優。個人的にも以前からcheckが入っていて、スフィアを聴いてるのは戸松遥を気に入ってるからじゃないかとのご指摘も受け ていますが(公式サイトで聴くことのできる「こいのうた」を聴いていると、良い意味で浮き沈みのある歌声は個人的にはポイント高いんです)、これは大きい ですねぇ。今回はキャラソンですが、これが縁で今後は戸松遥に楽曲提供なんてなれば良いんですけどねぇ。しかし、ここで、勉強不足を露呈。いつもなら、 ちゃんと下調べがしてあって、「愛って言うんだけどね」って言われた時点で「日高愛」って突っ込めるのになぁ...日々忙しいとだめになるねぇ。


5. meteor-流星ノウタ-

 丁寧に、ゆっくりとはじまった、いつもの「meteor」。しかし、今日はいつもとは違います。井内さんのキーボードが控えています。大津さん のメロディは、ライブではほとんど大津さんの弾き語り...つまり、楽器は1つだけなので、基本的には1つのメロディしかありません。なので、頭の中で、大切 と思う別のメロディを上乗せして聴いていますが、その想像の上乗せを、しっかりと井内さんがしてくれます。ほしいメロディが存在する空間はとても落ち着き ます。とてもたくさんの流星をを感じられる2つのメロディでした。


6. トリノヨウニ-Like a bird-

 「meteor-流星ノウタ-」からそのまま続いた「トリノヨウニ」。空間もそのままやってきました。「meteor」は夜の歌で、「トリノヨ ウニ」は夜明けの歌。時間軸もつながっています。歌を聴いていて、その印象は、夜空がどんどんと明るくなってきて、まさに夜明けを迎える、そのすがすがし さが良く出ていたと思います。今日の「トリノヨウニ」は今まで最も「夜明け」の「トリノヨウニ」だったと思います。それは、大津さんのメインのメロディ に+αされた井内さんのメロディの存在(大津さんのこのメロディを入れたいというアレンジ)によるものかな、と思います。

・トーク

大「初めてキーボードと一緒にやってます」

 確かに、今まではギターと一緒(2年前の年末、加藤みちあきさんと)やバンドはありましたけど、キーボードが入るって記憶にないですね。こういうメロディになるんだったら、またキーボードゲストも良いですね(瑠夏ちゃんだったら最高だけどねぇ)。


7. 恋のチカラ

 前奏からはじけ飛んだポップな「恋のチカラ」。セルフカバーワンマンではバンド演奏だったのですが、そのときはジャズ調の編曲(実はこっちの方 が原曲らしい)だったので、いつも大津さんが弾いている編曲での2つ以上の楽器での演奏は初めて。かなりはじけ飛んでいたというか、いつもは、出だしが ちょっと「後ろ向き」な印象もある曲なんですが、最初から女の子がスキップして歌っているようなイメージで、とてもとても楽しいメロディにアレンジされて いました。

♪恋のチカラ~ 生まれたことがうれしい

 とってもとっても、うれしいように聞こえましたよ。


 ここで、本編は終了で大津さんと井内さんは退場。アンコールの拍手が起こって、大津さん再登場。

・トーク

大「アンコールありがとうございます。今、岡崎律子さんの楽譜集を作っていまして、先日Vol.2が完成しました。」

 大津さんは、以前から岡崎律子さんの楽譜集を作られています。岡崎律子さんはシンガーソングライターで自身で歌うだけでなく他のアーティストさ んやアニメ作品などへ多くの提供楽曲があり、アニメ、声優系の音楽に多大なる影響を残された方です。大変残念なことに2004年にお亡くなりになってしま いましたが、今でもファンが多く、また、直接的に岡崎律子さんと縁がなかった私も、飯塚雅弓さんなどへの提供曲を通して岡崎さんの楽曲を聴いています。昨 年末に完成したVol.1は岡崎さんの個人曲を中心に、今回完成したVol.2は岡崎さんが他のアーティストに提供した楽曲で構成されています。相変わら ずの大作で、相当な苦労が想像されますが、なんと、Vol.3も制作中だとか。Vol.3はヤマハでの曲なども載せると言っていましたが、岡崎さんには ちょっと疎いので詳細は不明です。ただ、大津さんの「完璧主義」を考えれば、「岡崎さんが作ったすべての曲を楽譜にする!」って意気込みだと思うので、そ ういうところまで楽譜にしようと考えられているのでしょう。さてさて、どのようなVol.3となるでしょうか。


en-1. 僕らの誓い-in the dead of night-

 この曲って、良い意味で「いつも同じ」に聞こえますね。ワンマンのバンド編成でもこれはピアノ弾き語りで、「普段のライブではこういう大津さんなんだよ」というのを出していた記憶があります。そう思うと、

♪君の笑顔を守りたい 汚れない心のままで もしも闇に包まれても 僕が光になるよ

 この気持ちはずっといつまでも続くことになりますね。いつもと同じで、この歌詞を聴くとほっとする一方で、こういう気持ちをもてるようにしないと、と思います(相手は??ですがね)

・トーク

大「今日は"ねこかたり"40回目です。次回は未定なんですけどね」

 もう40回ですか。私が始めていったのは4年前の第9回でまだ天窓ではなかった恵比寿のSWITCHでした。今年はまだ2回しかやってないんで すよね。去年はねこかたり+ワンマンで12回もあったんですけどね。今年の5月は岡崎さんの楽譜集Vol.1完成後、今回はVol.2完成後ですから、次 はVol.3完成後??まぁ、大津さんの生き甲斐として作られている楽譜集ですから、ファンとしては良いことだとは思うんですが、もうちょっとライブで歌 声聴きたいな、とも思います。1曲目で、5ヶ月ぶりに歌声を聞いたときは、歌声聴けてほっとしたところもあって、「やっぱり、もっと、歌声聴きたいなぁ」 とも思いましたから。ライブ後、私たちの周りからは「旭でいいからやろうよ」って声が上がってましたが(大津さん曰く「遠いよ~」)、旭のサイトを見た ら、12/27も12/30もワンマンぽかったのでちょっと無理かな。.switchも12/30はイベント入ってるようですし。さてさて、次はいつで しょうか。


en-2. Baptism

 今日の「Baptism」はなんだか明るくなかったですか?Baptismって「洗礼」ですから、荘厳でやや暗いイメージがある曲なのですが、 今日は(キーボードなのもあると思うのですが)明るくて、「笑顔のBaptism」って感じだったかな、と思います。そこには、ライブで演奏して歌ってい る笑顔の大津さんがいましたね。

♪自分のために あなたのために 生きたいと思った

 少し、歌詞にもおまけ。そして、最後の後奏。いつもよりも長い後奏は、もう少しこの時間が続けば良いのにな、と感じさせる演奏だったのですが、「またライブやるよ」と言っているように聞こえたのは私だけだったでしょうか。

 ライブ後、どこかのわがまま姫が「荷物持て」みたいな雰囲気で「はいっ!」と言ってたのはここだけの秘密(笑)。ま、なんだか、いつも通りで、逆に安心しましたけどね。

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このページは、かきもとが2009年10月30日 23:19に書いたブログ記事です。

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