2009年2月アーカイブ

 昨日乗ったトワイライトエクスプレスの旅はもう少し続きます。

 6時過ぎに起床。しばらくして直江津に到着。今放送している大河ドラマ「天地人」の初期の舞台春日山の北にある都市です。出発するとすぐにアナ ウンスがあり、食堂車で朝食の準備が出来たとのこと。食堂車の朝食は3回あり、札幌を出発後係員が予約を取りに来ます。6:45が初回で7:30、8: 15と続きます。朝早い時間が混んでなさそうだったので選んだのですが、それでもほぼ席は埋まっており、朝食は人気のようです。1,575円で洋食か和食 を選びます。洋食はハム、スクランブルエッグ、サラダ、パン、ジュースという内容。ホテルの朝食という感じですね。糸魚川を過ぎ、車窓は北 陸本線最大の難所親不知、子不知。左手には今建設中の北陸新幹線がちらほら見えます。

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↑食堂車にて朝食(洋食)

 この後、富山、高岡、金沢、福井と停車。富山などの駅のホームには出勤するサラリーマンの姿もちらほら。長い北陸トンネル(在来線で2番目に長 いトンネル。トワイライトエクスプレスは在来線日本一の青函トンネル、2番目の北陸トンネルを抜ける唯一の旅客列車)を抜けて、敦賀に10:36到着。敦 賀では機関車の交換作業のため15分ほど停車。その間に後からやってきた特急に抜かれます(客車は電車よりも最高速度が遅いため追いつかれ抜かれることが よくある)。トワイライトエクスプレスを引っ張る機関車は、3種類あって、札幌-五稜郭をディーゼル機関車(「北海道旅行7日目」の写真にあった青色の機関車)、五稜郭- 青森間を青函トンネル専用の電気機関車、青森-大阪間をトワイライトエクスプレス専用塗装がされた電気機関車とあります。大阪行きのみ敦賀で機関車交換が あり、また、唯一ここで交換作業を見ることが出来ます(五稜郭は運転停車で外に降りられない、青森は駅ではなく信号所で作業を行う)。

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↑敦賀駅にて機関車を交換

 敦賀を出発するともうラストスパート。山を越えてすぐに滋賀県突入で近畿地方。左手に琵琶湖を見ながら湖西線を疾走。山科から東海道本線に入っ て、京都、新大阪と通って、終着大阪駅3番ホームに定刻の12:52到着。札幌から約23時間。無事に到着です。長かった北海道 旅行はこれでおしまい。悪天候での予定変更もあって完璧な旅とはいきませんでしたが、十分に楽しい旅でした。

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↑大阪駅にて機関車側/↓後ろ側
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 最終日、朝はゆっくり目に起きて、10時前に出発。地下鉄南北線に乗って南平岸駅へ。地下鉄といってもここの駅からは地上を走るため外の様子が見えます が、見えました、HTBと書かれたテレビ局、北海道テレビ放送の局舎です。北海道テレビ放送といえば北海道ローカルながら番組販売の形で全国ネットされて いるバラエティ番組「水曜どうでしょう」が有名ですが、その番組、毎回オープニングとエンディングはその日のあらましやまとめを本編とは別で収録していま した。それを収録していた場所がHTBの裏手(南平岸駅からは局舎のちょっと前を左手に曲がって着くので裏手という感じではない)にある高台公園という場 所です。水曜どうでしょうファンならば最も訪れてみたい場所の一つです。下の写真右奥に映っているのがHTB局舎です。この公園住 宅街の真ん中にあるので犬の散歩をしていたり、また近くに保育園か幼稚園があるのか、私が行ったときには保母さんに連れられた園児が遊んでいました。写真 撮影をしてる間にも、水曜どうでしょうファンとおぼしき人が2人ほどやってきて写真を撮っていったので、やっぱりファンとしては来てみたい場所の一つで す。

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↑右の建物がHTB局舎、こういうカットで撮影していたわけです

 南平岸からまた札幌駅まで戻って昼食。その後、帰りのトワイライトエクスプレスまでにはまだ2時間以上もあるので、大通公園にあるテレビ塔に 登ってみることに。あまり天気が良くなかったので遠くまできれいには見えなかったのですが、大倉山のジャンプ場や札幌ドームが見えました。大倉山のジャン プ場はちょうどテレビ塔から西側の真っ正面に見えるので、大倉山のジャンパーは札幌の街に向かって飛んでいるということになるんですね。

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↑テレビ塔から西向かって大通公園。置くの山の中腹、上下に見える白いラインのところが大倉山ジャンプ場

 札幌駅に戻ってきて、おみやげを購入した後、札幌駅4番ホームへ。13:49、大阪行きの寝台特急トワイライトエクスプレス入線です。オリエント急行をイメージした非常に格調高い車内となっていて他の寝台列車とは一線を画していて、豪華寝台列車の先駆けとも言える存在です。営業開 始からかなり年数が経っているので、客室も更新されており、外見だけでなく、客室の中まで高級ホテルのような装いです。私が乗ったのはB寝台のシングルツ イン。実はトワイライトエクスプレスにはB寝台の1人専用個室というのは無くて、一人で使える個室が「シングルツイン」という謎な名前の部屋なのです(A寝台には1人専用があります)。シングル... ひとり、ツイン...ふたりですからね。どういう部屋かというと、個室の中が2階建て構造になっていて、1階に向かい合ったソファーがあり、2階にベッドがあ ります。なので、一人だと起きてる時間は1階のソファーで過ごし(窓際になっていて景色も見えるし机もある)寝るときは2階のベッドで寝ます。なら、2人 なら?というと、向かい合ったソファーもなんとベッドにすることが出来るようになっていて、1階もベッドにして2人が寝ることが出来ます。もちろん、起き ている時間は向かい合ったソファーで過ごすことになります。トワイライトエクスプレスは札幌-大阪間を約23時間で走るので、起きている時間も多いためこ のソファーは結構重要です。コンセントも1つあるので、ノートパソコンが使えて旅行の写真などを整理も出来ます。

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↑札幌駅で発車を待つトワイライトエクスプレス

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↑シングルツイン。2階にベッド、1階はこのソファーがベッドになります

 夕食は行きと同様懐石料理を頼みました。行きと違うのは食堂車では食べられないと言うこと。北斗星ではフランス料理も懐石料理も食堂車で食べる のですが、トワイライトエクスプレスではフランス料理のみ。懐石料理はお弁当の形になって17時頃各部屋まで届けられます。部屋で食べても良いですし、サ ロンカーで食べることも可能です(普通の2段式B寝台で食べるのはほぼ不可能なので、サロンカーで食べることになる)。部屋まで届けてくれて部屋で食べる のも高級ホテルのルームサービスのようでまた良いです。料理は写真3です。日本海懐石御前という名になっていて、日本海側の食材を使った内容になっていま す。行きの北斗星の懐石御前と比べると酢の物、刺身が無くて、前菜、果物が入っています。こちらの料理もなかなかのものです。焼き物の鰤の照り焼きは、た れが濃くなく鰤そのものの味が良く出ていて特に血合いの味わいが良いです。また果物の一つプチトマト密煮はトマトの酸味が甘みに変換されており、これは一 つだけでなくもう少し食べたいなと思わせるものでした。6000円しますが、これも場所代、雰囲気代を入れるとかなり十分な域です。また、食堂車で食べら れないというのは、自分たちの好きなものを持ち込んで一緒に食べられると言うことです。なので、日本海側の食材を作った料理には日本海側のお酒。山形県余 目町の鯉川純米吟醸を食事のお供にしました。鯉川自体私のお気に入りの蔵元なのですが(このお酒は、以前の東北旅行中に余目駅にわざわざ寄って買ったも の)、お酒自体もおいしい、食事にやっぱり合っています。非常に楽しい夕食でした。

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↑日本海懐石御膳/↓こんな感じで食べます
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 夕食後は少し部屋でくつろいで(ってか、乗車してずっとくつろいでいるのだが)、20時にシャワールームへ。トワイライトエクスプレスのシャ ワーは北斗星同様に予約制。2ルームあり、30分で310円(お湯は6分間出る)になっています。ちょうどシャワールームに入る直前に青函トンネルに入 り、シャワーを浴びて出てきて少しすると青函トンネルを出ました。これで、本当に北海道とお別れです。

 21時になると食堂車ではパブタイム。アルコール類やおつまみが出ます。ただ、食堂車は明日の朝の朝食で利用するのでとなるのサロンカーにビー ルを持ってきて貰うことに。パブタイム営業中はサロンカーまで飲み物やおつまみを持って来て貰えます。ビールを飲みながら、サロンカーにある雑誌を読ん で、また部屋に戻って就寝です。

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↑サロンカーにて

 以上、7日間にわたった北海道旅行でした。でも、トワイライトエクスプレスの旅はまだまだ続きます。
 まずは始発の特急スーパーカムイ2号で札幌へ。この列車5:20発なので、結局睡眠時間が4時間ほど。車中でも爆睡して睡眠時間を稼ぎ、札幌到着直前に起床。

 札幌では札沼線に乗り換えて終点の新十津川へ。札沼線は愛称を学園都市線といい、途中に色々な学校があるため、途中までは学生が多い路線なので すが、奥に行くに従ってどんどんとお客さんが減り、結局、新十津川まで行ったのは私だけ。途中までは便数も結構あるのですが、新十津川までやってくるのは なんとたったの3便しかなく、列車で行くのが難しい駅の一つに数えられています。かといって、この新十津川、そんなに田舎なのかというとそういうわけでは なく、駅前はちょっとした街になっているので人は結構住んでいます。線路自体が寂れているのは、昨日も書いたように川を渡ったところに滝川駅があって、そ こへ行って特急に乗った方が圧倒的に早く札幌へ行けるからです。滝川駅と新十津川の間を路線バスも結構運転しています。なので、駅自体には結構来ることは 簡単なのですが、終着駅はやっぱり列車で行ってこそ。列車で来るからこそ、ホーム側から駅舎に入る際に「ようこそ新十津川へ」という看板に感動するので す。

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↑新十津川駅ホーム/↓新十津川駅駅名標と改札口
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 新十津川からは滝川へバスで移動しようかと思ったものの少し待たないと来ないようだったので、すぐ近くのタクシー会社へ出向いてタクシーで滝川駅へ。10:19発のスーパーカムイ9号で旭川へ。旭川駅前からバスに乗って旭山動物園へ。

 旭山動物園は、その名の通り旭山という山の中腹にある動物園。旭山は旭川の盆地を一望できる小高い山で頂上にはテレビの送信所があり、高知で言 うところの五台山みたいなところです(高知の人にしか分からない例えですが...)。この旭山動物園、十数年前には廃園寸前の寂れた動物園で、今回旅行に持っ て行った2000年のるるぶ北海道(8年前に北海道へ行く際に買ったもの)の旭川のページには動物園の「ど」の字も出てきません。むしろ廃止になった旭川 のばんえい競馬が紹介されているぐらいです。

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↑旭山動物園
 
 園長をはじめとする関係者の熱意で入場者数が日本一になったわけなのですが、入場者を大きく増やす人気の元になったのが「行動展示」という動物の展示の 仕方です。これまでの動物園では動物がそこにいて、例えば「あー、キリンだなー」という動物の展示が中心でした。旭山動物園では、そういう従来型の展示で はなく、動物が行動するところを見せ、今まで見たことのない動物の姿を見せることによって、動物に興味を持ってもらうことにしました。これのきっかけは、 日頃動物たちのそばにいる飼育員達が、日々接している中で見た「ああいう姿おもしろいよ」「こういう姿かっこいいよ」というある意味飼育員の「特権」を公 開してみよう、というところだったようです。旭山動物園は寒い北海道にあって冬に開園していることで有名ですが、これも「寒いところにいる動物って冬の方が動きが活発 だよ」という話から、冬にも開園しようという話になったそうです。

 動物園に着いたときはちょうど、ゴマフアザラシのえさやりタイム(ここでは、えさやりタイムのことをモグモグタイムと呼ぶ)で、飼育員の人がえ さを与えながらゴマフアザラシの説明をしていきます(写真1)。その中で、陸の上のアザラシにえさを与えるだけでなく、えさを水中に投げてアザラシの泳ぎ の速さを見せます。ただし、えさをあげる行為は決して見せ物ではないので、必要以上のえさを与えることはなく、えさを欲しがる仕草をするアザラシには一定 以上与えないようにしているそうです。

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↑ゴマフアザラシへのえさやり/↓えさはほっけだそうです
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 また、旭山動物園の有名なものといえば「空飛ぶペンギン」。水中を泳ぐペンギンがまるで空を飛んでいるかのように泳ぐのでそう呼ばれるようになったので すが、もちろんこれも見られます。水中トンネルから本当に素早く泳ぐペンギンの姿が見られます。また、ペンギンの散歩もあって、ペンギンが間近 をとぼとぼと歩く姿が見られます。このペンギンの散歩、これも決して強制などではなく、ペンギンのいる柵を開くと、散歩をしたいペンギンが出てきて散歩す るという完全にペンギン任せのイベントで、何匹出てくるかはそのときにならないと分からないし(出てこないこともある)、ペンギンの気分でその場で立ち止 まったり遊んだりするので、待っている自分のところへ何分してやってくるかも分かりません。でも、それが逆に柵の外から眺めるだけではないペンギンを見る ことが出来て楽しいです。

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↑泳ぐペンギン

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↑お散歩のペンギン。左の一団と右のペンギンは種類が違い、左は団体行動をする種のペンギン、右はあまり団体行動はしない種のペンギンだそうです

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↑自由なペンギンたち。立ち止まって雪で遊んでいます

 他にもライオン、黒ヒョウといった猛獣類(黒ヒョウは愛媛の砥部動物園の出身らしい)、チンパンジーやオランウータン(非常に高さのある施設で展示され ていて、ダイナミックに移動する様子が見られる)、キリンなどもいます。決して広くはない動物園ですが、いわゆる「動物園」ではなかなか見られない動物の 姿を見て、動物に対する興味がわくようになっている動物園です。

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↑エゾシカ。こっちをなかなか向いてくれずまさにシカト

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↑オランウータン。猿山なども同様、見上げるような形で作られています(それが自然に近いから)

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↑キリンは背が高いのでこけると大変。足下の雪や氷は飼育員さんが丁寧に取り除いているそうです

 動物園から旭川に戻ってまた札幌へ。旭川-札幌間は途中での乗り降りも含めるとこの旅行中10回も乗ったことになります。15:30発のスーパーカムイ38号に乗って札幌着は16:50。

 札幌で夕食にジンギスカンを食べることに。この旅初めての駅弁ではない夕食です(もう事実上の最終日なんですが...(^^;;)。店はすすきのに あるさっぽろジンギスカン本店。実は8年前たまたま入ったこのジンギスカンの店がおいしかったので、また来ようと思っての来店。生ラムを使っていてくさみ が全くないのが特徴で、大変に美味しいです。店主自身が肉をさばいているのですが、その店主の前に座ると切り分けながら余った部分などがおまけでもらえる ので早い時間帯で店主の前を狙うといい思いが出来ます。

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↑ジンギスカン。質の良い生ラム肉を使っています

 札幌駅へ戻って、当初予定の新夕張に行く列車までにはまだ時間があるので、明日行く予定の新千歳空港に行くことに。新千歳空港へ行って、まだ時間がある ので土産物店を見ているとじゃがポックル発見。実家から買ってきて欲しいと頼まれていたものの、そう簡単に手に入るものではなく、入手できなかったと言お うかと思ったところでの発見。購入制限はついていたのですが(一人3箱まで)2つの店をまわって6箱買ってきました。

 新千歳空港から南千歳へ行って、釧路行きの特急スーパーおおぞら13号に乗って新夕張へ。新夕張にタッチして、すぐにやってきたスーパーとかち10号に乗ってまた札幌へ。札幌着は22:12で本日の行程は終了。

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↑夜の新夕張駅

 6日目の総移動距離は671.2km(バス等除く)でした。行動をおさらいすると、旭川→札幌→石狩当別→新十津川→滝川→旭川→旭山動物園→旭川→札幌→すすきの→札幌→新千歳空港→南千歳→新夕張→札幌でした。
 札幌8:30発の特急スーパー宗谷1号に乗って稚内へ。2日目行こうとして行けなかった最北の地へ向かいます。稚内までは大きな峠越えはなく、途中は天塩 川沿いの平地を北へ走っていきますが、天塩川の一部は氷結してそのうえに雪が積もっているので、谷間に白い帯が続いていてきれいです。

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↑札幌駅にて。スーパー宗谷1号

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↑氷結した天塩川の上に積もった雪。白い絨毯のようです


 稚内到着は13:28で、札幌からは約5時間。すぐに駅前のバスターミナルへ行って宗谷岬行きのバスに乗車。宗谷岬までは50分かかって到着。

 で、バスから降りると突風に歓迎されて飛ばされそうに。気温は-2度も風速11m。風がなければ寒さも感じないぐらいに慣れてもきたのですが、 この風の強さどうしようもありません。昨日の納沙布岬の比じゃないほどの寒さです(納沙布岬は気温は低いものの風があまり無かった)。宗谷岬はもちろん日 本最北端の地。記念碑と、ここから樺太探検へ出発した間宮林蔵の銅像が建っています。裏の山を登ると灯台があり公園があるようですが、そこまで 行く余裕も無い寒さなので、ぱぱっと写真をってバス停の待合所へ。この待合所が暖かい。ストーブもなくて、靴についた雪が待合室の中で落ちても溶けないぐ らいの気温(つまり待合い室内も氷点下)なのにも関わらず、です。いかに強風で体感気温が下がるかが分かります。

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↑日本最北の地、宗谷岬


 稚内駅行きのバスに乗ってまた50分。稚内駅に到着。この稚内駅はもちろん日本最北端の駅で、それを表す看板(写真3)や、「日本最北端の線路」という 看板も車止めの奥に建っています。確かに、よく考えると日本の最も東西南北に位置する駅では端になる駅はこの稚内駅だけです(東根室は昨日の通り。JR最 南端の西大山駅は途中駅、JR最西端の佐世保駅はJRとしては終着も松浦鉄道が続き、駅という意味ではモノレールも駅になって最南端、最西端は沖縄のモノ レールの駅になるもともにともに途中駅)。ここは、JR最長片道切符の旅スタートの駅でもあるのですが、最北の駅でちゃんと端になっていることからもス タートとしてふさわしいですね(ちなみに、最長片道切符の旅では東根室、西大山、佐世保に行くことは出来ない)。次にこの駅へ来るのはJR最長片道切符で 旅をするときでしょうか?(そんなに休みとれるのかよ?)

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↑日本最北端の駅稚内駅

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↑東京からは1596.1km

 稚内からは朝乗った特急の折り返し、16:51発のスーパー宗谷4号に乗って旭川へ。旭川には20:28着。その後20:38発の富良野線普通富良野行 きに乗り富良野着が21:46。そして、富良野からは前述のように22:29発根室本線普通滝川行きに乗車。滝川には定刻の23:32に着いたのですが乗り換えの旭川行き特急スーパーカムイ55号が5分遅れ。旭川到着はさらに遅れて定刻から10分遅れの24:35到着。

 夕食は名寄駅の駅弁、蝦夷っ子ちらし寿司です。スーパー宗谷では客室乗務員に名寄駅到着1時間前までに注文をしておけば、名寄駅で積み込んで席まで届けてくれます。中心にいくら、他に数の子、ししゃもの卵、漬け物、錦糸卵が載っています。ご飯はちらし寿司なので、小さく切ったしいたけが入っていて、そこは減点(ぉ)なのですが、全体的にはおいしい駅弁です。名寄駅に寄って駅弁を買うことは難しいのですが、こうやって入手できますので食べてみるのもいいと思いますよ。

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↑名寄駅の駅弁、蝦夷っ子ちらし寿司

 5日目の総移動距離は818.3km(バス除く)でした。行動をおさらいすると、札幌→稚内→宗谷岬→旭川→富良野→滝川→旭川でした。
 早くも4日目。今日から後半戦です。まずは根室駅前バスターミナル6:30発の納沙布岬行きバスに乗って納沙布岬へ。30分ちょっとで到着。当たり前ですが誰もい ません。そして、海沿いの強い風も相まって、ただただ寒いです(苦笑)。このときの根室市の気温は-5度。海沿いなのでもっと寒かったと思います。岬の方 へ行こうとすると、除雪されてない部分があり、「下は凍って硬いだろう」などと思って足を入れるとスボッという音ともに15cmほど足が雪の中へ。普通の 靴で来ているので(後で見かけた地元の人の多くはゴムの長靴だった)、足首のところから靴の中に雪が入り、また寒い。手袋をしてるのですが、手袋をしてて も手袋をしてないんじゃないかと思うぐらい寒かったです。しかしながら天気はまずまず良かったので、納沙布岬から北方領土の一つ歯舞諸島が見えましたが、 結構近くにはっきりと見えました。

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↑この左手側に歯舞諸島が見えた(写真には写ってないけど)

 折り返しのバスに乗って、根室駅の少し手前の町中で降りて歩いて東根室駅へ。ここが日本最東端の駅なのですが、なんとホームと「最東端の駅」と書いてあ るちょっとした看板があるだけで駅舎すらない駅。まぁ、果ての駅だからこそ何もないというのも良いのかもしれないのですが、同じ無人駅で果ての駅になる JR最南端の駅西大山駅は真っ正面に開聞岳が見えるいいところな一方でここは周り市街地の中にある無人駅。うーん、ちょっと違うかなぁ。まぁ、かといって 大々的にしたりすると自然さが無くなるのでそれもどうか...という話になりますか。

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↑最東端の駅東根室駅

 東根室8:24発の釧路行き乗って、車中は爆睡。そりゃ昨日4時間30分ぐらいしか寝てないですから。起きたらもう釧路手前。釧路には10:38到着。 ここで当初予定なら駅すぐ近くの和商市場で「勝手丼」なるものにチャレンジなのですが、あまりおなかが減ってなかったので実家にいくらのしょうゆ漬けを購 入して送っただけ。「勝手丼」とは、和商市場内の総菜店でご飯を購入し、続いて鮮魚店で自分の好きな具材をちょっとずつ買っていきそれを載せて自分オリジ ナルの海鮮丼を作るもので、もとはここに来たライダーがそういうことをやってみたのが始まりだそうですが、今は市場が勝手丼をプッシュしているので、店側 の対応もよく、食事スペースなどもあります。今度来ることがあればチャレンジすることに(って釧路まで来る機会なんてあるのか?)。

  釧路駅に戻って3番ホームへ。ちょうど臨時列車のSL(SL冬の湿原号)が発車するところ。昨日乗ってきた釧網本線の観光列車で釧路湿原の中を走るSLなんだそうです。こ れを見送って、3番ホームの札幌寄りへ。ここは、アニメ「僕等がいた」の最終回、主人公七美達が札幌へ行く矢野を見送るシーンのモデルとなった 場所です。「僕等がいた」の高校時代は釧路をモチーフに書かれているので市内にはストーリー中に出てくる色々な場所が存在しているそうです。寒くないとき に釧路に来る機会があれば巡ってみたいですが、例え漫画の中、アニメの中と言えこういう寒いところに住んでるってすごいなぁ...。

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↑SL冬の湿原号

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↑釧路駅3番ホーム。木の柱の先は廃レールを柱に使用していて昔ながらの駅の雰囲気を残しています

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↑釧路駅1番ホーム。札幌行きの特急は今は全てこっちから発車

 釧路駅からはスーパーおおぞら8号で帯広へ。今日は快晴で南側の窓際は強い日差しで暑く感じるほどです。帯広には12:50到着。駅の商業施設へ急い で、名物の豚丼を食べることに。豚丼と言っても、大手牛丼チェーンが牛丼の変わりに始めた豚丼とは違って、豚肉をそれぞれの店オリジナルのたれを使って じっくりと焼き上げた豚肉をどんぶりご飯の上に載せて食べるというもので、豚焼き肉丼ってイメージでしょうか。駅の中には2店舗並んであって、たまたま席 が空いていた(と言っても残り1席だった)「ぶたはげ」へ。頼んだものを食べてみると、これはおいしい。豚肉にしては結構柔らかく豚肉の味もしっかりして いますし、たれもなかなか。さんしょうやこしょうが置いてあったのでさんしょうを書けましたが、風味がまたましてなかなか良かったです。

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↑豚丼。かなりおいしいですよ!

 帯広からは13:21発のとかち6号で新夕張へ。本来ならばんえい競馬観戦だったのですがしかたありません(2日目に悪天候で列車運休があり予定変更したため)。途中新得からは峠越え。狩勝峠といって、十 勝地方と石狩地方の境の峠で、現在は長いトンネルが出来たため中腹までしか登らないのですが、かつてはもっと登っていたため十勝平野が一望できる良い車窓 だったそうです(旧国鉄が制定した日本三大車窓の一つ)。といっても、現在でも十勝平野、ひいては北海道の大地の広さを望める場所に変わりなく、山の合間 に遠くまで広がる平野が見渡せます。

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↑現在でもその風景の魅力は失われない狩勝峠途中からの十勝平野の眺め

 山を越えて新夕張に15:04到着。ここから夕張へ行って帰ってきての往復。この夕張に行くというのが結構ネックで、特急を使うと良い乗り継ぎがあまりなく、結局ばんえい競馬をあきらめた理由はここでした。新夕張からは再度新得へ。暗くなった17:38到着。

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↑夕張駅。気のせいかちょっと寂しそうな雰囲気

 新得駅のすぐ右手には、大雪山の南側にあるトムラウシ温泉から運んできた温泉を使った町営の公衆浴場があります。駅から離れると新得温泉といった温泉も あるのですが、駅からは遠くに行けないのでこれが限界。それでも1時間ゆっくりと使ってきました(370円だが、洗剤などはない)。公衆浴場のご主人と話 していると「次の列車に乗るんじゃそばは無理だなぁ」と話していましたが、新得の街はそばが有名なようです。これも今度の機会に。

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↑新得駅すぐ横の公衆浴場

 新得からは19:16発の普通列車で富良野へ。さらに滝川行きに乗って、最後は札幌行きの特急。札幌には22:36到着しました。今日の夕食は釧路駅の駅弁釧路漁磯といわしのほっかぶりずしです。前者は主にサーモンとかに、そしていくらが少し載っているお寿司です。感想としてはまあそれなりって感じです。後者はいわしを大根で巻いたほっかぶりずしというものをそのまま駅弁にしたもので、こちらもやや想像通りの味という感じです。

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↑釧路駅の駅弁釧路魚礁/↓同じく釧路駅の駅弁いわしのほっかぶりずし
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↑夜の札幌駅。とても近代的です。

 4日目の総移動距離は824.0km(バス除く)でした。行動をおさらいすると、根室→納沙布岬→東根室→釧路→帯広→新夕張→夕張→新夕張→新得→富良野→滝川→札幌でした。
 朝はゆっくりスタート(この旅で最も朝が遅い)。旭川9:37発の臨時列車・流氷特急オホーツクの風で網走へ。ハイデッカータイプの車両で、いわゆる2 階建て車両の2階部分だけある車両と思ってください(一部1階があって、ロビーと売店がある)。なので、高い位置から車窓を見ることが出来る観光列車で す。旭川から網走へ向かって大雪山の近く、雪深い場所を進んでいきます。途中の上川―上白滝間はなんと駅間34km。かつては途中に駅があったのですが、 過疎が進み廃止に。でも車窓からみる限りで確かに家らしきものがありませんでした。

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↑流氷特急オホーツクの風

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↑遠軽近辺で見かけたクロスカントリーの様子。湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会という大会だそうなんですが、1185人もエントリーしている大きな大会のようです

 13:21網走に到着し、次はまた観光列車。その名も流氷ノロッコ号というトロッコ列車。といっても、さすがにトロッコではこの時期極寒なのでガラス窓 がついています。でも、走り始めた当時は本当にトロッコ列車で、お客さんが大変だったらしいです。ヘッドマークに「極寒体験」って書 いてます。車内にはストーブがあって、車内売店で売っている鮭とばやみりんぼしを炙って食べることも出来ます。なので、みりんぼしを買って炙って一杯やってみました(笑)。

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↑流氷ノロッコ号

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↑みりんぼしを炙ってみる

 網走駅を出て、トンネルを抜けると、左手にはオホーツク海を埋め尽くす流氷!水平線の先まで、遠く知床半島の方まで、ここは南極の大雪原かと思 わせるぐらいの白い光景。なんでも、昨日の嵐の強い北風で流氷が流され一面の流氷になったのだとか。天気が悪いのも悪いことばかりじゃないですね。なんで も、こんな一面の流氷は意外に見る機会が少ないらしく、私のように1日しかチャンスがない旅行客はなかなか見られないそうです。

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↑一面の流氷。どこまでも続いています

 ノロッコ号で一度知床斜里まで行った後、再度網走行きの普通列車に乗り北浜駅へ。オホーツク海に最も近い駅として有名で、海までは20mほどだとか。も ちろん駅の前は一面の流氷で、どこまでが砂浜なのか、どこからが流氷なのか全く分かりません

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↑この左手も全部流氷。写真の真ん中あたりうっすら見 える帯状のものが世界遺産・知床半島

 この北浜駅の名物はこの海に近いロケーション、流氷が間近で見られるだけではなく、駅にある喫茶店「停車場」もその1つなんだそうです。実はこ の網走-知床斜里間にある多くの駅には喫茶店があって、食事や飲み物が提供されています。北浜駅の喫茶店はその中でも食事が充実していて、この喫茶店目当 てに来るお客さんも多いそうです。ここで私はエビピラフを注文しました。750円しますが、この味なら食べるな、という出来。場所&雰囲気代と 思えば十分です。

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↑北浜駅/↓エビピラフ
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  北浜駅からは16:33発の釧路行きの乗車して、途中雪の影響もあり釧路駅には20分遅れの20:25頃到着。続いて、釧路21:48発の根室行きに乗車 し、途中線路上に鹿でもいるのか急ブレーキや汽笛を繰り返し根室に到着。確かに昨日乗った「流氷特急オホーツクの風」の 車内アナウンスでは「鹿などの動物により急ブレーキをかけることもあります」って言ってました。根室駅は日本最東端の有人駅、日本最東端の始発・終着駅で す。日本最東端の駅は隣の東根室。根室の街を南から東にぐるっと回り込むように線路が敷設されているので、東に向かって来ているのに最終点が最東端でな かったりします。

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↑根室駅

 以上で3日目終了。3日目の総移動距離は563.8kmでした。行動をおさらいすると、旭川→網走→知床斜里→北浜→知床斜里→釧路→根室でした。

 朝4:40に起床。結構雪が降っていて、また昨日よりもかなり寒かったものの、「早朝だからこんなものかな?」と思いながら旭川駅まで移動。始発の特急スーパーカムイ2号に乗って深川へ(5:20→5:37)。

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↑早朝の旭川駅

 ここから5:47発の留萌本線に乗って増毛 へ。深川-留萌間が雪深い峠越えで留萌-増毛間は大荒れの日本海沿いを走る路線。予定より5分ほど遅れた7:35頃増毛に到着。駅から直接は見えないもの のすぐ近くに海があるらしく、海の波音が駅まで聞こえてきて大荒れなのがよく分かります。折り返しは定刻通り7:45発で、行きと同様 線路に積もった雪の影響で少しスピードを落として運行するため途中の留萌には5分遅れで到着。このまま遅れが増えて深川で乗り継げないのは困る、と思いな がら再度峠を越えて深川へ。深川には定刻9:09わずかの遅れで到着。

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↑立派なつららがたくさんの峠下駅

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↑留萌-増毛間は日本海沿い。波も白くて一面真っ白の大荒れの天気

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↑増毛駅

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↑増毛駅到着時の列車後ろ側の様子。まるでお化け

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↑車内の様子。窓は2重になっていて暖房も効いてるので結構暖かいです。四国でも走っているキハ54系ですが、四国のロングシートとは違って転換クロスシートなので景色も見やすいです

深川から稚内行きの特急に乗り換えるぞ、と思ったその瞬間、駅のアナウンスは、

「発達した低気圧に伴う雪害のため、稚内行きスーパー宗谷1号は運休となりました」

 なにーっ!!!そうです、何人かの方にはご心配頂きましたが、ニュースなどで報道の通り、北日本地域は大荒れの天気。これより北は大雪&猛吹雪で除雪しても除雪が追いつかない状況らしく稚内方面の宗谷本線、網走方面の石北本線は全面 運休となっていました。

 これでは、今日の予定(稚内往復)は不可能な一方で、さほど余裕のある日程でもないので即座に予定を組み替えないと後に響きます。とりあえず旭 川方向に行っても何も出来なさそうなので、すぐにやってきた深川9:17発スーパーカムイ14号に乗って札幌へ向かいその車中で予定を考えることに。

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↑とりあず、札幌へ行くことに

 車内で時刻表を見返して、今日の予定を札幌→東室蘭→室蘭→東室蘭→苫小牧→様似→苫小牧→岩見沢→旭川と変更することにして、さらに、今日行く予定 だった稚内は5日目に変更することで、まだ当初予定のJR北海道全線乗車は可能も、4日目の帯広ばんえい競馬観戦が行けなくなってしまうことになってしま いました。

 深川から乗ったスーパーカムイ14号も途中遅れて、札幌には予定の10:20から10分遅れで到着。7分の乗り継ぎで次は函館行きスーパー北斗 21号に乗車と思いきや、ホームに列車がいない。なんでも、道南(函館方面)も天候不良で遅れ続出とのこと。結局定刻の10:37から約20分遅れで出 発。一路東室蘭へ。

 東室蘭への道中、苫小牧付近から東室蘭までは太平洋岸を走るのですが、雪もやんで晴れ。海も穏やかではないものの、今朝見た日本海側の荒れ模様 とはずいぶん違う雰囲気で、この辺だけは天気が良いのかな、と思いながらも定刻から30分遅れ(遅れ時間拡大!)の11:20頃東室蘭駅到着。乗り継ぎを 待っていた室蘭行きの普通列車に乗って室蘭に着くと、すぐに折り返しで出発(10分ほど時間があったが、東室蘭で乗り継ぎを待っていて10分出発が遅れた ため、即座に折り返しとなった)し、東室蘭に12:51到着。

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↑室蘭駅

 ここから、苫小牧に行くのですが、札幌方面も当然遅れているので、駅の窓口に問い合わせ。

私「苫小牧へ行きたいんですけど」
駅「今、"はまなす"が着くんですが、それが一番速く苫小牧に着きますよ」

 えっ、はまなす?はまなすって、青森と札幌を結ぶ夜行急行列車のはず...そうです、はまなすもこのダイヤの乱れの影響で大きく遅れており、本来な ら札幌行きが東室蘭を出発するのは4:17で今は12:55。なんと8時間40分遅れ!乗ってみるとお客さんはほとんどおらず、連結の寝台車やカーペット カーは使われた後で回送列車に乗っているかのよう。はまなすは客車運行で速度があまり速くないので、ほとんどのお客さんを特急に振り替え、他の列車への影 響が少ない時間を走ってきたのでこんなに遅れているのでしょう。

 はまなすの車内で昼食。今日のお昼は札幌駅で買った駅弁「ふらの和牛弁当」。富良野ワインでじっくり煮込んだ味つきもも肉が4きれ 載っています。さらに専用のたれをかけて食べるのですが、お肉が柔らかくて、脂の味わいもよく品質の高い牛を使っていることが分かります。ローストビーフ に近い味わいも持っています。1130円しますが、牛肉系の弁当はほとんど1000円を越えるので、値段こみでも良い部類に入るでしょう。

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↑ふらの和牛弁当

 苫小牧には13:40頃到着。2時間前は晴れていたのにまた吹雪いてきて寒くなってきました。はまなすを見送って駅で時間をつぶし、14:19 発日高本線様似行きに乗車。この間に東室蘭方向から特急列車が来なかったので、東室蘭でタッチの差ではまなすに乗れてなかったら苫小牧で様似行きに乗れて いないので、かなり危険な旅になっています。

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↑苫小牧駅で見送ったはまなす

 苫小牧から乗る日高本線は途中、静内、鵡川、門別といった、サラブレッドの生産地で有名な場所を通り、車窓には牧場がたくさん見えます。夏に来ると駆け回る馬を見ることができるんでしょう。馬好きな人は牧場見学だけではなく牧場で短期間働く人までいるそうで す。また、太平洋岸を走るので、また吹雪いてきて荒れてきた太平洋を眺めながら、もう暗くなった17:59に様似に到着。

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↑日高本線の列車、右に馬のマークがあります

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↑車窓から見えた牧場に馬
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↑また天気が悪くなって荒れた太平洋
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↑様似駅

 様似からは折り返し18:27の苫小牧行きに乗車。車中 苫小牧にはやや遅れて到着。連絡待ちの室蘭本線岩見沢行きに乗って22:53岩見沢に到着。そ の車内では夕食。夕食も昼食と同様札幌駅の駅弁で「桜ます押し寿司」。有名な富山のますのすしと似たようなもので、タイトル通りサクラマスを使っていま す。今の時期が旬なのか、魚の味はしっかりしてました。1000円の割りには量が少な目かなという気がします。ちなみに、食事はこの駅弁だけでなく、様似 駅での30分間で近くのスーパーで買ってきたお刺身、唐揚げと一緒。一人でプチ宴会です。
 
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↑桜ます押し寿司
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↑プチ一人宴会

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↑苫小牧から岩見沢へ移動中の途中駅追分にて

 岩見沢では乗る特急が25分遅れで出発し、旭川には30分近く遅れた24:55頃到着。これで2日目終了です。総移動距離は929.6km。東京からだと西には広島を超えて岩国の手前、北だと函館を超えてその少し先ぐらいの距離です。行動をおさらいすると、旭川→深川→増毛→深川→札幌→東室蘭→室蘭→東室蘭→苫小牧→様似→苫小牧→岩見沢→旭川でした。
 北斗星は予定の6:34から約10分遅れて函館に到着。北斗星の機関車交換作業(運行方向が変わるだけでなく、上野-函館間は電気機関車、函館-札幌間はディーゼル機関車で運行される)を眺めて見送った後、本格的に北海道旅行スタート。

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↑青に塗装された寝台特急専用のディーゼル機関車に交換

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↑今回の旅行で使う北海道フリーパス(普通車用)です。特急列車の自由席まで乗ることが出来、指定席も6回まで使うことが出来ます。

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↑函館駅。まさにはーるばるきたぜ、函館

 曇り空の函館を7:08に出発して、江差線江差駅へ。北海道の南にある盲腸線で、途中木古内までは青函トンネルへ直行するため電化されてるのですが、木 古内-江差間は完全なローカル線。途中からは雪も降り出し若干吹雪いてきて、天気予報通りの荒れた天気となってきました。函館を出発して2時間後の9: 19に江差駅に到着。

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↑江差駅/↓江差駅構内
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 江差駅から折り返しの木古内行きの発車まで50分あるものの、雪が降って寒い(服に雪がくっついて暖かいところへ行くと溶けて水になってまた寒い)こと と駅が街のはずれにあったので、駅回りの散策はあきらめおとなしくストーブのある待合室で時間つぶし。10:08発の木古内行きで木古内へ。さらに木古内 からスーパー白鳥95号で函館へ向かって到着が12:02。ここで駅弁を購入して、スーパー北斗9号に乗って長万部へ。

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↑再度函館駅。奥がスーパー白鳥95号、手前がスーパー北斗9号

 スーパー北斗車内で、購入した駅弁を食べることに。買った駅弁は「鰊みがき弁当」(840円)。ご飯の上にニシンの甘露煮と数の子が載っている 函館では最も有名な駅弁です。甘露煮は思ったより塩辛かったので減点ですが、数の子の量が十分な量入ってるし、数の子の下に敷き詰められていた、茎わかめ のしょうゆ漬けが結構おいしくてご飯が進んでしまいました。値段も考えると良い部類の駅弁になると思います。

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↑鰊みがき弁当

 13:37、長万部で下車して1時間待ったのち、函館本線経由の普通列車小樽行 き(14:29発)に乗車。長万部から札幌へは函館本線の北回りコースと、室蘭本線・千歳線の南回りコースがあり、特急は全て南回りコースを通り帰りのト ワイライトエクスプレスも南回りなので、ここで北回りコースへ。長万部付近ではあまり雪が深くなかったのですが、どんどんと山に入っていく二つ入れて雪深 くなっていきます。途中スキーリゾートで有名なニセコ駅を通って、小樽駅には18:13到着。

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↑長万部駅/↓長万部駅構内
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↑レトロな駅舎で有名な小樽駅

 小樽からは18:34発快速エアポート190号で札幌へ、乗り換えて19:30発のスーパーカムイ47号で旭川に20:50着で1日目終了。旭川への車内では、長万部駅で購入した「かなやのかにめし」を食べることに。敷き詰めたご飯の上に、カニの身をゆでてほぐしたものがタ ケノコの醤油煮とともに載っていて、カニの身は塩こしょうだけの味付けだけでカニの風味がしっかり出てきます(しいたけ載ってるのは減点ですがw)。 1949年から販売されている長い歴史の駅弁で、ぱっと見今風ではないところが昔ながらの駅弁という感じがして良い感じです(旅の初日にして既に3食中2 食が駅弁...)。

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↑駅前に売店/↓かにめし
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↑旭川駅

 1日目の総移動距離は588.7km。行動をおさらいすると、函館→江差→木古内→函館→長万部→小樽→札幌→旭川でした。
 7日間の日程で北海道旅行に行きます。主目的はJR北海道の全線乗りつぶしです。行きも帰りも寝台列車を使うので7日間+2日となります。

 出発は上野駅から。19:03発の寝台特急北斗星です。

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 乗車しているのは普通のB寝台で2段式ベッドの上段です。本当はB寝台個室ソロがとりたかったですが、争奪戦に敢えなく敗北しました。でも、昔ながらの2段式ベッドも良いもんです。なかなか乗れないものですから。

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 夕食は食堂車にて。予約制で懐石御前とフランス料理があり、懐石御前を選択。5500円するのですが結構おいしかったですね。焼き物、煮物、酢の 物、刺身、揚げ物、炊き込みご飯とそろっています。もちろん、、5500円自体は値が張ると思いますが、雰囲気や場所も込みで、という感じで、満足なもの だと思います。その食堂車、混んでいると相席になることがあるそうで、今回相席だったのですが、相席だと1ドリンクサービスとなるそうで、私は生ビール (サッポロのクラッシック)を頼みました。相席になった方も鉄道好きの人だったので1時間強程話しながら食事をして結構楽しかったです。
 
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 食事後はベッドに戻って明日以降の予定を確認して就寝。

 明日の朝6:34に函館に着いて、そこからが北海道旅行の本格的なスタートです。